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日暮しトンボは日々MUSOUする

少年の表情の演出に涙が止まらない…

年をとると涙腺が緩むとよく言いますが、本当に緩みますね。 もうゆるゆるです。 この動画を最初に見たのが4年くらい前で、その時はセリフのない短縮版だった。 元気で明るい女の子が内気な車椅子の少年と仲良くなろうとする、ただそれだけの話だと思っていた。 実際に短縮版では二人が仲良く遊んでいるシーンしか無かったしね。 その動画がこれです。
Cuerdas
最近久しぶりにこの動画と再開して完全版を観てみたらこの物語の本当の意味がわかった。 もう少年の表情の演技(演出)が見事で見ていて自然に涙があふれてきます。 目元、眉毛、口元の感情の表現をしっかり見届けてください。 

動画の字幕設定は英語>>日本語の自動翻訳で。
【Cuerdas】
少年が転校してきたのは一般の学校ではなく孤児院でした。 そう、ここの生徒はみんな孤児なんです。 車椅子の難病の少年(たぶん脳性麻痺)も孤児です。 当然元気な少女マリアもそうです。 マリアは少年の身体の事情も知らずに、どうして喋らないの? 握手もできないの? じゃあ腕がかゆときはどうしてるの?と純粋な興味で聞いてきます。 そのうちマリアはどうやったら少年と楽しく遊べるかを考え、いろいろ試してるうちに小さな奇跡が起こり、わずかな希望が生まれる。 いつの間にか少年の表情に笑顔が現れます。   しかしその笑顔も消える日が来ました。 

先生たちは言います。少年の最後の表情は苦しみではなく、とても嬉しそうだったと。 きっとマリアとダンスホールで踊っている夢を見ながら天国へ旅立って行ったのだろう。

タイトルのCuerdas(クエルダス)のスペイン語を英語に訳すとStrings(ストリングス)=紐、つまりこの動画では少年と少女を繋げるロープのことですね。 
20年後に孤児院だった建物が特別教育センターになった。
そして教員になったマリアの腕には… 

私の好きなワンシーン。
少年の感情表現に非言語コミュニケーションが多く含まれ、その演出は実に見事です。

この短編映画の脚本・監督を務めたペドロ・ソリス夫婦と息子のニコです。 
「Cuerdas」は、2014 年に Goya ® 賞の「最優秀スペイン短編アニメーション」を受賞しました。 その他多くの賞を取ってます。 

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