宮城県の小さく綺麗で穏やかな海辺に住む、はげたま(禿頭)おっさんの~ごまめの歯軋り~

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★ムネオさんの有罪確定と小沢の一っちゃんの友情物語

2010年09月09日 00時23分21秒 | 政治
【資料を開示しながら検察批判を展開する鈴木宗男代議士=MSN】

かみさんのホームページ 『うみねこが舞う、漁業と原発の町の議員活動』

鈴木宗男代議士が有罪確定で収監される悲劇?喜劇?
 何で鈴木宗男代議士が、衆議院外務委員長という要職にあったがや!
彼は自ら創った『新党大地』の党首であり、唯一人の在職議員じゃった(比例北海道)。

 彼は松山千春氏という美声のフォークシンガーを『心友』と呼び、義兄弟の契りを結んだかは知らんこっちゃが、事件摘発以来非常に頼りにしていたそうじゃでぇ。
 テレビで松山千春氏が、堂々と何の衒いも無く鈴木宗男代議士を擁護するのには、驚くやら呆れるやらした記憶があるんじゃが、それもあるせいか北海道では40万票(不確かなおらの記憶ですぞ)も集めるから、道産子の支持は大変大きいらしいのぉ・・・たまげるわい(驚くわい)。
じゃが実態は、その裏に小沢氏あり、であるやんす。
 そして今回の事態を受け、松山千春氏が即座に報道機関に出した応援コメントに感涙して、自身のブログに【「困った時の友人こそ真の友人」。千春は別格だと手を合わせるのみである。 】と書いちょる。

【本会議場で談笑する鈴木宗男代議士と小沢一郎代議士=MNS】

 数々の政治スキャンダルにまみれ、『ムネオハウス』なる言葉も流行したっけなぁ。
北海道・沖縄開発庁長官時代等の悪事に特捜部の捜査の手が延びると、それを検察による『国策捜査』と敵視して闘う根性は、古くは田中角栄氏を想起させ、近年では小沢の一っちゃんとそっくりよのぉ。
 てな理由(わけ)で、大所帯の民主党の議員を押しのけて外務委員長に就いていたんじゃから大したものじゃが、それも与党会派を組み、同じ病気?を持つ小沢の一っちゃんの後押しがあればこそじゃったらしいから、同病相哀れむとは涙がちょちょ切れると言うもんじゃで。
 もちろん共産など3党は、「刑事被告人が委員長になった例はない」として、委員長就任に反対したんじゃが、数に押し切られたでごじゃる。

 8日の夕刻に記者会見に臨んだ彼は、徹頭徹尾検察批判に力と時間を使い、「検察権力と断固闘う」と気を吐いていたが自身を正当化するために、小沢一郎民主党前幹事長や厚労省の村木厚子元局長の郵便料金不正事件を引き合いに出して、検察の若い検事が青年将校に化しているとしたその舌鋒は鋭かったぞい。
 そしてもののついでに都合が良いと判断したのか、足利事件の菅家さんが無期懲役を受けた冤罪事件をも引っ張り出して、検察批判を滔々と言っておったぞい。

 そして驚いた事に、民主党議員の中からは「何故この時期なんだ」とか「国家にとって大きな損失だ」などの声が上がったと言うから、「民主党の正体見たり」であるなぁ。
記者会見の模様は『ビデオニュースドットコム』をご覧あれじゃ。

【記者会見で持論を展開する鈴木宗男代議士=YOMIURI ONLINE】

 じゃが如何せん、現在の状況は限りなく彼に不利である事にゃ間違いないでごじゃる。
よって近々収監される見通しで2年の実刑であるからして、逮捕時から保釈されるまで拘留されていた220日を差っ引かれ、ほぼ1年5ヶ月の刑期になるそうじゃて。
 彼は現在62歳じゃったと思うが刑期を終えれば64歳で、刑期満了後5年間は国政選挙に出馬できんのじゃからして、出馬出来るん時には69歳になっちょる。
 哀れじゃが、彼の政治生命は断たれたと思えるのぉ。
特に彼の得意な外交分野で権勢を振るう事が出来ん事は、彼にしてみればそれこそ断腸の思いであろうが、潔く罪を償うしか術(て)はなかろうて。

 それとも大地も心も広い道産子は、命ある限り北の大地に尽くせと、彼を復活させるのであろうかいのぉ?
まぁ、それも良しでありんすが、おらは心から彼の健康だけは案じちょる。
 癌と闘って克服し、選挙で走り回った彼の姿には、立場は違うがある種の心に来るものがあったのは事実じゃから(根性に感心した)、受刑中に病気の再発が無い事を祈るのは、おらのホンマの心でっせ。

 したが彼がムショで暮らすに力になる出来事が最近二つもあったから、男涙を枕に濡らしながら眠りにつき、昔日の夢を見るにはもってこいじゃと想うから、幾らか良かったのぉ宗男先生よ!

 一つは衆議院の8月4日午後の本会議で、新党大地代表として永年在職25年の表彰をされた事じゃた。
じゃがちょっと待て!
彼は刑事被告人であるぞえ。
そんで良いのか民主党?・・・と、共産党はもちろん異を唱えたわいなぁ。
 しかしやはり彼は兵(つわもの)じゃった。
晴れの舞台上から「冤罪はあってはならない。権力による国策捜査も断じてあってはならない」と演説し、強く検察を批判して無罪を主張したんじゃからのぉ。
厚顔にも幾らか溜飲を下げたんとちゃうか?

 もう一つはアフガニスタンで消息を絶ち、4日に5か月ぶりに現地の日本大使館に保護され、帰国を果たしたフリージャーナリストの常岡浩介氏の生還じゃろ。
外務委員長として、「おれなればこそ」と、胸を張っていたに違いなかとおらは想像しちょるが、別に彼がいなくとも解決した事件に決まっちょるぞえのぉ皆の衆。

 かくしてここが年貢の納め時、鈴木宗男代議士は受刑者となり、先生と呼ばれず懲役に就かなければならないがや。
ムショを出た後の再就職のために、どないな仕事を学ぶんじゃろか?
ムショでは、『政界ロビィスト』だの『選挙コンサルタント』だのを学ばせてくれるんじゃろか?

 想い返せば故・中川一郎代議士の秘書だった彼は、中川氏の自死後に息子の故・昭一代議士と骨肉の争いを経て、叩き上げ伸し上がった類稀な人物じゃったから、ただでは転ばんじゃろが、泣く子と法には適わぬて。
 しかし盟友になった?小沢一郎首相?を見る事なく(冗談でっせ。おらは小沢氏の首相には断固反対でありんす)、政界から引きずり出される身になった彼に、どんな言葉を贈ったらいいもんじゃろうなぁ?
おらにゃどんなに頭を絞っても贈る言葉は思い浮かばん。

 したが送る言葉は、きっちりあるんじゃ。
「天(世間)は見とるぞえ。しっかり反省して、真っ当な普通の人間になって出て来てくれや。老後は浜田幸一みたいな醜態を晒すんじゃなかとよ」。

それにしても、政権与党・民主党の責任は、先にも書いた理由で(与党会派・外務委員長就任・永年在職表彰等)かなり重いんでないかい、とおらは思っちょるでやんす。
政権を獲るまでの野党・民主党と与党になった今の民主党は、まるで違うんでないじゃろか。
自民党とどこが違うんじゃろ?

 しかも『政治とカネ』の問題を、この時期にこれ見よがしに民主党の中島正純議員がやってくれっちゃって。
国民を舐めとんのか、と声を大にして喚くぞえ。

 そして空いた口が塞がらんのは、中島正純議員は昨年当選したばかりの、一年生議員じゃおまへんやないかい。
おぉおぉ、しっかり大ボス、小沢一郎大先生を早くもしっかり見習っちょるでおまへんか。
民主党の未来は、永遠に安泰じゃぁあぁあぁあぁ~~~~~~~~!

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