かみさんのホームページ 『うみねこが舞う、漁業と原発の町の議員活動』
見なれた役者が勢揃い、しかし忘れっぽいのぉ、わが愛する国民よ
小沢一郎・前民主党幹事長の憂国の情棄て難く(ホンマ?)、最後の大逆襲!
「小沢一郎・元民主党幹事長、代表選に出馬」のニュースは、今朝(26日)早くから湯水の如く、テレビやネット等のマスコミから垂れ流されちょった。
皆さんの方が、おらより詳しいかも知れんから、おらの思うがままにこの稿を進めるっちゃ。
無職のおらは暇じゃから、テレビのチャンネルをあちこち変えて、各テレビ局の情報系番組を、阿保みたいに追いかけたじゃがや。
それも朝日・読売・毎日・産経・共同など報道・通信各社の、ネットメール配信を睨みながらであるから、中々忙しかった1日じゃたが午後7時半、ようやく長い1日が終わったぞえ。
何故そんな事をするかって?
そりゃあんた、各報道機関にどの程度の報道姿勢の違いがあるか、見届けるためじゃよ。
じゃが概して、天下のNHKも含めて似たり寄ったり、と言うのがおらの感想じゃから、無駄な労力を使う大バカ者と誹られても、被害者はおらだけじゃから、文句あっか?と言うところじゃのぉ、むっふっふ。
ともかくそして今どきのテレビの常套手段である『街角インタビュー』が画面に映るのじゃが、『民主党頭目争い』には、多くの心ある国民が嘆いていたぞえ。
もちろん、中には『小沢待望論』もあったが、大多数は刑事被告人になる可能性のある小沢一郎氏の出馬に、疑問を呈したりあからさまに非難する声も多かったのじゃ。
「コップの中の争い事より、迅速にやらなければならない難問山積じゃろが」が、大方の見方であった事は、民主党の政治屋連中より国民の方が良識あるって事の証明じゃな。
もっとも、テレビ局の方針なのか、担当デレクターの趣向なのか、はたまたインタビュアーの個性なのか解からんが、質問が「菅首相と小沢さんでは、どっちが良いと思いますか?」式では、自ずから答えも2択の中身の無いものになってしまうのは、残念であり、貴重な電波の無駄使いであり、国民の本当の意思など見えやしないと、どなたがご覧になっても同じ感想を持つであろうと、おらは想うちょる。
おっとっと、じゃが冒頭に「湯水の如く」と書いた形容はもうとっくに時代遅れで、おらの頭が古い事を証明しちまったのぉ。
我が国では牛乳より飲料水の方が高い事に、誰ももう疑問を持たんようになっちまって久しいじゃがや。
かく言うおらも自販機で「○○山系の清涼水」なる言葉に簡単に誘惑され、買ってしまうのじゃから、あれこれ言えんわな。
同じ政党で政策を争うという愚かさ=私怨に終始し狙いは政界再編か?
しかし今回の民主党代表選は言わずもながであるが、民主党代表即ち一国の総理を決めるものであり、民主党員でなくとも、おらみたいな斜に構えた国民でも、重大な関心を持たざるを得ないのじゃ。
そしてその主役は、菅直人首相と小沢一郎元幹事長、そしてキーマンが鳩山由紀夫前首相である事には、誰も異論がない衆目の一致するところではあるが、ちょっと待った、とおらは言いたい。
民主党を少し距離を置いて観てみようじゃおまへんか?
民主党とはそもそも野党時代には彼等3人でトロイカ体制とか言って、政治理念や政策が右から左まで全く違う人たちを理念もなく強引に引っ張ってきた政党であるよなぁ。
それに己の保身の事しか頭に無い代議士諸氏が寄り集まった政党助成金目当ての政党であり(小選挙区制のためであり、何よりの証拠に自民党から見放され民主党に移った議員は数多いぞえ)それは紛れも無く国民を欺いてきた歴史と断じざるを得ないではないかいな?と、おらは思うちょるから、信用はしてへんが(政権を獲って半ば証明されている)、消去法でいくと自公よりいくらか益しか、といったところじゃわい。
ついでに書けば、公明党とその応援団体(創価学会=実は主客転倒しているがの)は、よほど与党に復帰したいらしい。
それとはなしに自民党に見切りをつけ、事あれば民主党との連立も有り得ると秋波を送っているように、おらの目には写っちょるが、あくまでおらの主観じゃと断りもんす。
民主党に話しを戻すが、それがじゃよ、昨年の総選挙で弱者や高齢者や役人のごり押し施策に泣かされている国民に向かって、『国民の生活第一』とマニフェストに書いて、自公を政権の座から追い落とす事にまんまと成功したんじゃが、その功労者は小沢一郎大幹事長じゃったと云う次第。
そして発足した鳩山政権は、かっこいい事を言った割には何も出来ず、『政治とカネ』と『普天間問題』で、僅か8ヶ月で瓦解したはずじゃ。
彼が『普天間問題』で大見えを切ったセリフは忘れたらあきまへんぞえ。
普天間基地移設や海兵隊駐留に関しては、「少なくとも県外」発言や国会での自民党の谷垣総裁との党首討論会で「私には腹案がある」等、沖縄県民ばかりか全国民を愚弄した言葉の軽さが、謂わば自爆辞任に繋がったのは、ついこの間の事じゃろて。
そん時、鳩山首相は、殊勝にも『政治とカネ』の問題で訴追される恐れのある小沢一郎幹事長を道連れ(偽装心中)にして、それをチャラにしようと企んだのじゃ。
それに多くのメディアがまんまと嵌り、従って国民もそんなものかと、受け入れたんじゃぞえ。
その後発足した菅政権があたかも『政治とカネ』や『普天間問題』も解決したかのように装い、まやかしの高支持率を得たのは、遂3か月前ですぞ。
「甘いもんじゃな我が国民は」と、ほくそ笑んだのは小沢のいっちゃんじゃった。
「しばらく静かにしてもらった方が、ご本人と日本の為になる」と威勢のいい啖呵を切って、露骨に小沢外しに動いた菅首相じゃが、それも小沢大先生にとっては反撃の種でしかなかったのじゃから、「お主もまだまだ未熟よのぉ」と、小沢のいっちゃんはここでもほくそ笑んだのじゃ(おらの妄想じゃ)。
そして参議院選挙を前に、おしゃべり菅首相は「消費税については自民党の10%を参考にさせて頂きたい」と、党内の議論も無く唐突に言ったものだから、ご存じのように惨敗したっけなぁ。
もうそれも遠い昔の話しで、菅君では駄目じゃから小沢のいっちゃんの出番じゃと。
物事を忘れ易い日本人の特質として、「人の噂も75日」ということわざがあるが、それに照らせば正に『どんぴしゃり』で、正に小沢大先生の思惑通りに事は進んでいるんでありんす。
訳知り顔で各マスコミの解説委員(論説委員)や評論家諸氏がいろいろ解説や予想を話しているが、根源的な問題に触れる事を怖れ、菅陣営には誰それグループが何人だの、小沢陣営ではどったらと、まるで競馬場の予想屋さんみたいな事が主な話しじゃから、おらは頭に血が昇っちまう。
こう書いたら、競馬場の予想屋さん諸兄に失礼じゃな、それはここで謝っておこう、「彼等と比較して申し訳ありませんでした」。
したが見出しに書いた事に触れなければ、おらの估券にかかわるじゃで、おらの持論をかいちんする、といっても男のあそこを見せるでないぜよ、開陳じゃぞえ。
おそらく(つまりおらの憶測)小沢大先生は、今回の代表選を深く考え、囲碁を嗜むそうじゃから4手も5手も先を読んでいるに間違いおまへん、とおらは思うちょるのじゃ。
根拠?
つまり代表選で勝っても負けても良いと思っちょるに違いないという事じゃ。
もちろん勝つのがベストだろうが、負けても両睨みの戦略上、何の不都合もないと考えているに違いない。
今回の代表選は数ある戦術のひとつでしかないはずで、狙いはずばり党の破壊じゃ。
小泉純一郎なみの「党破れて我ある」のはずじゃ。
なに、よしんば負けたとしよう。
次なる布石は、党を割って出る事じゃが、それは彼が自民党離党後結成した新生党以来の彼の行動を、踏襲するに違いないからじゃ。
新党を創っては壊しの連続で、自民党離党時に彼に心酔して行動を共にした者たちの多くが袂を分かちながらも、現在の彼は民主党内に小沢チルドレンと呼ばれる議員たちや側近議員を多数抱え、党内最大勢力を誇っているじゃがや。
各メディアの報道する小沢グループなる集団の議員数は、120名から160名の間であり、彼に付いて行く議員数は恐らく3桁は確実と推定されると思うがいかがじゃろか?
それだけの議員数ならば、現在の自民党と拮抗する数であり、自民党に手を突っ込んでかき回し、自民党を出て誕生した小政党を糾合する事も満更不可能な事ではないはずじゃ。
そうなれば、小沢グループの抜けた民主党は第一党の座にいられないはずであり、政権は勢い連立とならざるをえないじゃろうて。
おっと、ここまで話しが進めば、昔見た光景じゃわな。
ところで人間というものは、学習はするけれど行動形態は、本質的にあまり変えられないというがホンマか?
という事で小沢大先生の歩みをお浚いして、この話題はお終いにしようぞ。
【1969年=初当選、自民党・田中派】【1985年=自民党・竹下派】【1992年=自民党・羽田派】【1993年=自民離党・新生党(8党連立・細川内閣)】【1994年=新生党(9党連立、2党は閣外・羽田内閣)】【1994年=新進党】【1998年=自由党(自自連立・小渕内閣)】【1999年=自由党(自自公連立・小渕内閣)】【2003年=自由党と民主党が合併し民主党】【2006年=民主党代表】【2009年=民主党代表代行】【2009年=民主党幹事長】【2010年8月26日=民主党代表選出馬表明】
かくして、鳩ぽっぽは伝書鳩に成り下がり、言葉も身も軽くロシアへ飛んでった
「小沢前幹事長を民主党に誘ったのは、私の独断だったから、当然支援するのが大義だ」
厳密な再現の言葉ではないが、概ねそんな物云いで昨日小沢支持を鮮明にして、それが小沢前幹事長の出馬に結びついたというから、恐るべし軽言居士の面目躍如と言うべきか?
大義を言うなら、一緒に民主党を創った新党さきがけ以来の盟友である菅直人の方を推すのが自然なのではなかろうか、と思うのはおらの幼稚な考えか?
まっ、どうでもいいがの。
この人、確か首相退陣会見で「首相経験者として、次の選挙には出ない」と格好いい事を言ったように記憶しているが、おらの聴き違い?それとも記憶違い?
今は鳩山グループの頭として、議員を辞める気は更々無く、先の言葉は自分を格好良く見せるために雰囲気を重視して、思ってもいない言葉を軽い気持ちで言ったとしか想えないのじゃが、そう思うのはおらだけかいのぉ?
いずれにしても、前言撤回はお手の物、やる気満々らしい。
子分は喜んだぞえ。
そりゃそうだ、鳩ぽっぽについてりゃ、政治理念は『友愛』を語っていればいいし、お金もじゃぶじゃぶあるから、困った時にゃ無心すりゃいいし・・・(書き過ぎか?)
先にも書いたが首相としての数々の発言の中で、おらの記憶に強く残っているのは、やはり後からその軽さが浮き彫りになったがじゃ。
確か谷垣自民党総裁との討論で、党首としてはお互い軽量級の発言があったわな。
「確かに私は愚かな総理かも知れない」「私には腹案があり、絶対纏める自信がある」等々。
そう言えば国連でも総理就任早々国連気候変動サミットで、「2020年までに温室効果ガスを1999年比25%削減する」と国際公約し、途上国の温暖化防止対策を支援する「鳩山イニシアチブ」も提唱する大見えを切ったが(日本の責任を十分意識した格好良さがあったぞえ)、その後、国内でどんな具体的なスタートを切ったんじゃろか?
そして今回の「大義」発言じゃ。
何ともはぁ、おらみたいな凡人並みの発言の軽さは、政治家として、もちろん宰相として相応しく無かったのだけは間違いおまへんが、何だか今回の動きを見ていると、自民党の駄目総裁・総理だった森喜朗みたいな、キングメーカー気取りなのじゃろか?
その鳩ぽっぽの応援を当て込んで出馬する小沢の大先生の意は、鳩ぽっぽの事を、昔総理に担いだ海部俊樹首相みたいに「神輿は軽くてパーがいい」なんて思っているのじゃろな、きっと・・・?
鳩ぽっぽの軽井沢別荘は、民主党政権の中枢地?
それにしても、最近2度に渡って鳩山別荘が、大いに日本中の耳目を集め、喧々囂々の論議が巻き起こったのは記憶に新しいじゃがや。
ひとつは7月の韓国からの賓客(VIP?????)を迎えたニュースじゃった。
1987年11月29日に大韓航空の旅客機が北朝鮮の工作員によって飛行中に爆破されたテロ事件の実行犯、金(キム)賢姫(ヒヨンヒ)元工作員の宿泊に使用された。
拉致被害者家族会が彼女との面会を望んだと言うが、他に施設は腐るほどあったろうに。
鳩ぽっぽの点数稼ぎかや?
それにしても拉致事件始め、北朝鮮については核問題など6カ国協議もままならない中、厳戒態勢の警備や莫大な国費を費やして、何一つ収穫が無かったと聞くんじゃが、どなたかGOODニュースを知らんかえ。
おまけにヘリコプターで、首都上空遊覧飛行じゃと。
おらは日本に住んで57年になるじゃが、一度もそんな事経験しとらん。
なのに「もうこんな機会は彼女になかろうから」じゃと。
そしてついこの間の8月21日に、 160人もの民主党議員が集まったそうだじゃが、その時の映像と漏れ聞こえる政治家のレベルの低さに唖然としたのは、独りおらだけかいのぉ?
鳩ぽっぽ「小沢先生にお出ましいただき・・・」、えっ!
小沢大先生「お互いに力を合わせて、一生懸命頑張って、国民の期待に応えるよう、やりましょう!みんなでがんばろう」
鳩山政権総理補佐官だった中山某衆院議員の音頭には、さすがに呆れ果てた国民が多かったのではないじゃろか?
「小沢一郎、鳩山由紀夫、気合だー、気合だー、気合だー!」。
ビール片手にその場の議員らも唱和したがじゃ。
腰に片手を置き、握った拳で天をも突こうとの思い?で 「気合だ~!」と・・・!
まったくもう、彼等を選良とは呼べんぞえ。
元プロレスラーのアニマル浜口氏が、愛しい娘のアマチュアレスラー京子選手を鼓舞するためのパフォーマンスを、よりにもよって国会議員たるものがパクって、誰も恥ずかしがらず唱和するその異様な光景。
当人たちは、報道で流される自らの姿を見て恥を感じないらしいのじゃ。
こんな彼等の政党に、真っ当な未来なぞあろうはずがない、とおらは断言するぞ~!
「あぁしんど」
簡単で短い稿にしようと思っちょたけん、次から次からとあれも書こう、これも書こうとなっちまって、気付いたら9000字にもなっちまった。
こないな中身の薄い長文を誰が読むんじゃ?
これを「骨折り損の草臥れ儲け」と言うのじゃろな、きっと・・・ん、納得!
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