ぬる鑑

                     ぢゃ、ぬる鑑で。

真摯でなければ立ち去るべき

2018-02-10 05:55:20 | 不動産鑑定
本日の天気は

あぁ。こーゆーのね。信じられないけど、残念ながらあるんですよね。



ここに裁判所に依頼された不動産鑑定士さんご作成の評価書も出てきますけど、なかなかこの手のもデリケートですから大変ご苦労されたんじゃないかと想像致します。

弊社なんぞも過去にこーした欠陥マンションに係る係争事件に関わったことがございまして。

で、マンションの部位ほぼ全般の問題であればまだしも、コンクリート工事を含めた躯体部分にアカンやり方が残りつつも、いまいまで表立っての影響がなかったりすると、たとえば中層階部分の既に買われた大半の方々はどこ吹く風、というか、もう資産価値に影響するから言わんといてー、みたいな、要はマンション居住者内部のコンセンサスが取れなくなっちゃうっていうケースも出てまいります。

そーすっと、コトは「販売業者VS施工業者」なんていう単純な構図じゃなく、もっとこう、現場レベル・生活コミュニティレベルでのドロドロとした関係がそこかしこで見えるようになると。

裁判ってのは、数件程度の事柄をそれぞれ「事件」としてとらえて解決を図ろうってなことだけど、現実の世界では時の流れに乗ったヒトのココロってのが介在するんで、判決や和解に至った段階では、違う局面に問題のステージが移行してたなんてことも少なくないのです。

そんなふうなモノですから、客観的、第三者的な立場から携わる我々側としては、事件そのものに集中しながらも、常に現在、あるいは将来的な動向に繋がるべく良質な結論を導き出すことが求められてまいります。

まぁ、それにしても、どこの世界でもそーですけど、一部のこうした雑な件が「万事みな」みたくイメージ付いちゃうってのが本当に本当に残念でならないです。

いくら最低限のマニュアルを作っても、性根の問題が解決しなければ意味がないんです。

真摯でなければ立ち去るべき立場、それが我々なんぞのプロの専門家であるとすれば、そこに持っていくべき努力を怠ってはならないと、そう感じる今日この頃でございます。


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