公開メモ DXM 1977 ヒストリエ

切り取りダイジェストは再掲。新記事はたまに再開。裏表紙書きは過去記事の余白リサイクル。

お客様第一

2010-04-07 09:10:59 | 日記
「「われわれの事業は何か」を問うことがマネジメントの責任だ。」
「企業の目的は顧客の創造である。」
「マネジメントは科学ではない。臨床的な体系である。」

   ドラッカー
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お客様第一と言うのは容易だが、顧客の満足といわれるものが、同じ事業で永続するかどうかはまた別な問題で、困難である。であるからこそ、「われわれの事業は何か」と問い続けることが指揮官の責任だ。状況に応じて最善を尽くすことは、臨床に似ている。最善であるという(収益的、社会的、科学的、歴史的、沿革的)根拠を求め自問をし続けるプロセス自身がビジネスであるというのが当面の最大公約数的答えであるが、臨床と同じように答えは一つではない。何かを切り捨てることもまた指揮官の責任であり、マネジメントなのだ。

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「君主には、その国家をより安全に保持するために、君主に反乱を企てる者にたいする手綱とくつわの役目をはたし、最初の攻撃からの非難場所となるよう、要塞を築くという慣例がありました。この制度は昔から利用されてたので、素晴しいものでしょう。それにもかかわらず、ニッコロ・ヴァッテリ卿は国を守ろうとチッタ・ディ・カステッロの二つの要塞を取り壊しました。ウルビーノ公グィドゥバルドは、チェザーレ・ボルジアに国外追放されていましたが、領国に帰還すると、その属領のすべての要塞を土台から破壊しましたが、要塞がないほうが国を失ない難いと考えたのです。ボローニャに帰還したベンティヴォリオ家も同じような決断をしました。ですから、要塞が役に立つか立たないかは、状況しだいなのです。」
   「君主」 第20章 君主がしばしば頼りにする要塞やその他のものは役に立つか、それとも有害か
http://ebooks.adelaide.edu.au/m/machiavelli/niccolo/m149p/chapter20.html http://freett.com/rionag/machiavelli/prince.html#ch20
   マキャヴェッリ
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