公開メモ DXM 1977 ヒストリエ

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資金分流(アングラマネーのハードマネー化)という危険なカード

2018-10-21 10:28:27 | 経済指標(製造業)

日経

サウジアラビア政府に批判的な著名記者の殺害疑惑が、シリコンバレー企業を揺さぶっている。ウーバーテクノロジーズやテスラなど著名企業がサウジから投資を受けているほか、同地域で活動が盛んなソフトバンクグループもサウジと投資で連携する。米政府がサウジに厳しい対応を取れば、ベンチャー投資をとりまく資金の流れにも影響が出そうだ。』

(Reuters) - SoftBank Group Corp (9984.T) Chief Executive Masayoshi Son has canceled a speaking engagement at this week's Saudi Arabia investment conference but could still attend, the Wall Street Journal said on Tuesday, citing a conference representative なんとサウジアラビアは隠蔽工作を画策 Erdoğan: 15 Saudis involved in the murder. Confirms that Khashoggi lookalike was employed. Says Saudi authorities initially denied that Khashoggi disappeared in the consulate. これらは全て事実と伝わっているから、Saudi Arabia investment conferenceはKhashoggiの国葬にでもしない限り参加者は好ましからざる人物として米国に登録されて投資活動どころではなくなるだろう。 孫正義は理解しているのかな。それでなくても彼の投資行動は5Gをはじめ、中共支那のエージェント活動とみなされている。 とにかくこれで

世界的資金分流が起きてしまった。サウジの影響下にある資金は地下に潜らざる得ない。今後も地下から資金を供給される見えない事業者が世界の金と情報を支配するために動き出すだろう。とにかく当面2500億ドルが行き場を失った。アップルの内部留保が2500億ドル(約28兆円)に相当する資金の行方は非常に興味深い。 こういう人間の創り出すカオスをはじめに収めるのは、金と暴力を抑えたものだ。すなわち記者暗殺に露見した権力の暴力と巨大な資金を押さえれば、カオスはワンサイドゲームとなり安定する。しかしここで見逃せないのは情報の力(より根源的には文化やエロス)だ。情報と暴力を押さえれば金の動きは止まる。ここにも社会の鉄則グーチョキパーが成立する。グー:暴力(はチョキ:エロス、文化、情報に勝り)、チョキ:エロ(は金に勝り)、パー:金(は暴力を制する)。三者の牽制関係が崩れるとき、最も短期的効果のある金と暴力の社会が生じる。しかし情報(文化とエロス)と暴力の逆襲が市場から浸透すると金の流れがたちまち逆転する。これが俗に言う革命である。金の流れを変曲せずに革命はなし得ない。 サウジは前者であり米国は後者である。サウジと中共は外交上相性がいいからこれに中国が敵の敵は味方という発想で連携するとき、非常に厄介な世界の資金分流(アングラマネーのハードマネー化)がおこる。革命はエロス(文化と情報)と暴力の結合であり、新たな価値基軸が古い金と暴力を突き崩す契機が資金の逆流(既存支配層から新興支配層への資産移転)である。故に情報支配という観点から米国は世界市場のルールをどうしても守らなければならない。

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