公開メモ DXM 1977 ヒストリエ

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ブレイナード理事さらに金融引き締め発言 円安進行 VIX跳ね上がり

2022-04-06 05:57:38 | 経済指標(物流と金融)

上のグラフはウクライナ侵攻以降のリスクの二次元図。右下にゆくほど金融と産業のリスクテイクが順調に噛み合っていることを示している。10年債と2年債の逆イールドは一旦解消したが、原油が100ドル底を見せているにもかかわらず、VIXがホッケースティックのように跳ね上がった。これはリスクの変調。マインドは中期リスクオン、短期リスクオフの入り混じる局面。

ブレイナード発言は意味不明なタカ派転向。穀物市況を睨みながらFRBは金利及び資産残高ともにこの後一気に引き締めに回る。


ブレイナード理事、5月にもバランスシートを急速に縮小開始へ

Federal Reserve Governor Lael Brainard called the task of reducing inflation pressures “paramount” and said the central bank will raise interest rates steadily while starting balance sheet reduction as soon as next month.

The Federal Open Market Committee “will continue tightening monetary policy methodically through a series of interest rate increases and by starting to reduce the balance sheet at a rapid pace as soon as our May meeting,”  Brainard said Tuesday in a virtual speech to the Minneapolis Fed. Policy makers next meet May 3-4.

“Given that the recovery has been considerably stronger and faster than in the previous cycle, I expect the balance sheet to shrink considerably more rapidly than in the previous recovery,” she said, adding that the “caps” set to govern the pace of asset roll-off could be “significantly larger” and phased in much faster than last time around.

ブレイナード氏、FRBは早ければ5月にもバランスシートを急速に縮小させると発言

必要であれば、より強力な行動を取る用意がある、とFRBは述べている。
インフレ率はあまりにも高く、上昇リスクにさらされている」。
米連邦準備制度理事会(FRB)のLael Brainard理事は、インフレ圧力を軽減することが「最も重要」であるとし、中央銀行は着実に金利を引き上げる一方で、早ければ来月にもバランスシートの縮小を開始すると述べた。

ブレイナード氏は火曜日、ミネアポリス連銀でのバーチャルスピーチで、「一連の利上げと、早ければ5月の会合からバランスシートを急速に縮小することによって、金融政策の引き締めを計画的に続けていく」と述べた。政策担当者は次回5月3-4日に会合を開く。

「回復が前回のサイクルよりもかなり強力で速いことを考えると、バランスシートは前回の回復時よりもかなり急速に縮小すると予想している」と彼女は言い、資産売却のペースを管理するために設定された「上限」は、前回よりもはるかに速く段階的に「かなり大きい」ものになる可能性があると付け加えた。

更新日時
 

米連邦準備制度理事会(FRB)のブレイナード理事はインフレ圧力を低下させる取り組みが「最優先」だとし、利上げを着実に進める一方でバランスシートの縮小を来月にも開始する意向を表明した。

  ブレイナード氏は5日、ミネアポリス連銀への講演で、米連邦公開市場委員会(FOMC)は「一連の利上げを通じて整然と、また早ければ5月の会合で急速なペースでのバランスシート縮小を開始することで、金融政策の引き締めを続ける」と述べた。発言は講演原稿に基づく。

  「過去の景気サイクルと比べて回復がかなり力強く、かつ速いペースで進んでいることを踏まえれば、バランスシートは過去の回復局面よりもかなり急速なペースで縮小すると想定する。2017-19年と比較して縮小額の上限がかなり大きくなるほか、縮小期間も大幅に短くなる」と付け加えた。次回のFOMC会合は5月3、4両日に開催される。


ラエル・ブレイナード(英: Lael Brainard、1962年1月1日 - )は、アメリカ合衆国連邦準備制度理事会(FRB)の理事。元国際担当財務次官

カート・キャンベル国務次官補

2009年6月2日 – 2013年2月8日
大統領 バラク・オバマ

の妻としても知られ、3人の娘がいる[1]

経歴

幼少期は外交官の娘として冷戦終結までドイツポーランドで過ごした[2]1983年ウェズリアン大学卒業。1989年ハーバード大学で経済学博士号取得。1990年から1996年までマサチューセッツ工科大学スローンマネジメントスクール准教授クリントン政権では大統領副補佐官およびG7G8の首脳個人代表を務めた。 2001年から2008年までブルッキングス研究所副所長。2010年から2013年までオバマ政権で国際担当財務次官2014年6月16日から連邦準備制度理事会(FRB)の理事を務める(任期は2026年1月31日まで)[3]

脚注

  1. ^ Lael Brainard: America's Top Economic Diplomat Readies for a New Role, OZY, (2014-1-14) 2015年9月5日閲覧。
  2. ^ Fischer, Brainard to push for more activist Fed, (2014-05-19) 2015年9月5日閲覧。
  3. ^ Lael Brainard, federalreservehistory.org 2015年9月5日閲覧。
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