公開メモ DXM 1977 ヒストリエ

切り取りダイジェストは再掲。新記事はたまに再開。裏表紙書きは過去記事の余白リサイクル。

「後妻業」 黒川博行 と「後妻業の妻」

2018-06-01 08:50:49 | 今読んでる本
追補2018.5.31
『和歌山県田辺市で5月24日に死亡した金融・不動産関連会社社長の野崎幸助さん(77)の自宅などを、県警が殺人容疑で家宅捜索していたことが31日、捜査関係者への取材で分かった。遺体からは多量の覚醒剤成分が検出されており、県警は殺人事件の可能性があるとみて関係者からの事情聴取も進めている。
 捜査関係者によると、野崎さんは24日夜に同市朝日ケ丘の自宅で倒れているのが見つかり、死亡が確認された。司法解剖で遺体から覚醒剤成分が検出され、経緯に不自然な点があることから、県警は31日までに野崎さん宅などを殺人容疑で家宅捜索した。
 野崎さんが経営する会社の従業員の男性は取材に「社長が死亡したことは会社から知らされた。その後、従業員全員が警察から尿検査を求められて驚いた」と困惑した様子で話した。また、知人男性は野崎さんについて「健康食品が好きで、体に悪いものは大嫌いだった。覚醒剤を自分で摂取するとは考えられない」と話した。
 野崎さんは、高額納税者として度々公表されるなど資産家として知られた。多くの女性と交際した半生などを著書に書いて週刊誌やテレビで取り上げられ、伝説上の放蕩児(ほうとうじ)になぞらえて「紀州のドンフアン」とも呼ばれた。【黒川晋史、砂押健太、後藤奈緒】』『和歌山県で酒類販売業や不動産業などを営む実業家、野崎幸助氏(77)が急逝した件では、遺体から大量の覚醒剤成分が検出され、事件性が取り沙汰されている。警察は、今年2月に結婚したばかりの55歳年下の自称モデル・Sさんにも死亡に至る経緯を聞くなどして、慎重に調べを進めている。
 野崎氏は多くの女性と交際し、交際クラブなどで女性と出会っていることを公言し、「紀州のドン・ファン」の呼び名で知られた。週刊ポストの取材では「(交際クラブの)入会金は100万円です」と語っていた。
 野崎氏が急死したのは5月24日。遺体は解剖されたため、通夜は5日後の29日に執り行われた。通夜に出席した関係者が明かす。
「(野崎氏の)親族のひとりが怒鳴っていて。『いくらなんでも、おかしいんじゃないか』って。別の親族は『通夜の場でそんなこと言うものじゃない』となだめていましたが、Sさんはヘラヘラ笑っていたんです。それを見て先ほどの親族が『挨拶もないんかい』『なんで笑うんや』『死んで嬉しいんかい!』と怒鳴っていました。それを見てもSさんはスマホをいじっていた」翌日の葬儀でもスマートフォンをいじる姿が目撃されていたというが、棺に花を入れる時には、周囲の泣き声とともに、Sさんも鼻をすすって目に涙を浮かべていたという。
 55歳年上の夫の死に、何を思っていたのだろうか。』ポストセブン

さぞかし故人は自称モデル・Sさんのスマホの中でインスタ映えしていたことでしょう。



映画先行で読んだ。映画よりも探偵本多が中心に描かれている。逆に映画は本の台詞に忠実。結末は違うけど。。

wikiより
「1949年、愛媛県今治市に生まれる。6歳の頃[4]に大阪に移り住んだため、「大阪人」を自認している[5]。中学校の後輩には柴崎友香がおり[4]、後にそれぞれ直木賞と芥川賞を同日に受賞することとなる。京都市立芸術大学美術学部彫刻科に学び、同学部の日本画科に通っていた妻・雅子と23歳で学生結婚する[6]。

大学卒業後、スーパーの社員になるが[7]会社勤めは性に合わず、妻が中学教師になっていたこともあり教員免許を取得、大阪府立高校の美術教師となる[6]。

暇つぶしのつもりで小説に手を染め、1983年、『二度のお別れ』が第1回サントリーミステリー大賞の佳作に選ばれ、翌年佳作賞 黒川博行『雨に殺せば』同作で小説家デビュー。佳作の次は大賞が獲りたいとより熱心に小説に打ち込むようになり[6]、ついに1986年に『キャッツアイころがった』で第4回サントリーミステリー大賞受賞。この時選考委員を務めていた田辺聖子について「恩人である」と述べている[8]。ほどなくして二足のわらじ生活が辛くなり、教師の職を辞して作家専業となる[6]。」

2003年9月より、東京創元社では《黒川博行警察小説コレクション》と題し、この一連の長編を順次、創元推理文庫に収録しています。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 最近よく寝てる | トップ | また中ロの貯金箱ドイツ銀行... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。