公開メモ DXM 1977 ヒストリエ

切り取りダイジェストは再掲。新記事はたまに再開。裏表紙書きは過去記事の余白リサイクル。

覚 醒 書

2012-09-03 12:44:40 | 日本人
覚  醒  書



江藤 小三郎  


 混沌たる世界、暗雲立籠む皇国。自然科学におかされ地獄道に落ちし民族。
これを救う道、一事に極む。これ大自然に治いし無私の心なり。無私の心、真我に通ず。真我集へば破るる事なし。国の大事、
すべて無私より始まる。ここに気付き行えばあとは康し。一皇万民、天皇の許に真我が集う時、皇国毅然として興る。皇子皇
民、一丸となり熱鉄玉を呑む勢いにて行えば世界万民を救う道をなすこと難くなし。我、神命により不生不滅の生を得む。ここに
肉体を放棄し永遠の生命を得む。我「建国の日」に魂魄となりて、民族の危機にあたるものなり。


 あらあらし 空にこみとり大楠の 大御心を誰ぞ知らん。
 かくすれば かくなるものと知りつつも やむにやまれぬ 大和魂


 昭和四十四年二月十一日

二月十一日の建国記念日に、一人の青年がテレビの前でもなく、観客の前でもなく、暗い工事場の陰で焼身自殺した。そこには、実に厳粛なファクトがあり、責任があつた。芸術がどうしても及ばないものは、この焼身自殺のやうな政治行為であつて、またここに至らない政治行為であるならば、芸術はどこまでも自分の自立性と権威を誇つてゐることができるのである。私は、この焼身自殺をした江藤小三郎青年の「本気」といふものに、夢あるひは芸術としての政治に対する最も強烈な批評を読んだ一人である。— 「若きサムラヒのために[1]



真我の系譜

釈迦牟尼仏(大恩教主)……摩訶迦葉尊者……阿難尊者、……菩提達磨大師(初祖)……臨済義玄禅師(宗祖)....南浦紹明(大応国師)→宗峰妙超(大燈国師)→関山慧玄→白隠慧鶴→江藤 新平→江藤 新作→江藤夏雄→江藤小三郎

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