公開メモ DXM 1977 ヒストリエ

切り取りダイジェストは再掲。新記事はたまに再開。裏表紙書きは過去記事の余白リサイクル。

コアコアCPIの激流は下る一方

2017-07-05 09:06:53 | 経済指標(製造業)
経済活動の体温は消費者物価の上昇速度であり、コアコアCPIはその中でも厳しく見立てた経済活動の体温評価である。

2015年11月からずっと下がり続けている理由は何か?2015年11月以降に何が起きたか?為替はまだ123円の今と比べれば円安の環境。トップ製造業トヨタ自動車の営業利益は10%に頭打ちになり、ROEも13.7-13.9程度で固定し始める。これらは既存ビジネスの老化現象を表している。キャノンも営業利益率9.3%あったものが現在では6.7%になっている。ROEはすでに前年の2014年がピークで今年はおそらく4%台である。



稼げてない企業が束になってもお互いの市場を食い合っているだけで、成長機会は一貫して失われている。かといって、将来の産業も有機ELや太陽電池パネルのように、製造業は巨人企業相手の価格交渉で負けてあっという間に成長機会を失う。巨人企業が興味を持たない過去の稼ぎ頭に依存した激流下りには必ず終わりがやってくる。今起きているデフレは交易交渉の強みを失いかけていることによってゆっくり進行している。そういう稼ぎの経済エンジンを過去のものにして行く黒死病がデフレである。

例えば、美容業界の平均客単価は日本40ドル、ロンドン80ドル、マンハッタン200ドルという格差がある。美容にさえ金を惜しむようになった日本経済は底にある。

人口減少にしばらく翻弄される内需ではなくイノベーションによる新外需を創造するしかないのだろう。今世界で最も求められている装置はテロ防止(危険物発見・抑止・通報の一体化)機能のある自動車・家電・事務機器・工作機械である。無駄なIOTではなく意味のあるテロ対策IOTとブロックチェーンの結合・量子もつれを利用した(異常分解や異常流通の発見と発報)の結合部品化(非モジュール化)である。
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