功山寺決起

青山繁晴事務所から自由民主党の党員になりました。(2020年)

「ぼくらの国会」に高木啓事務局長(2020-09-24 06:49:26)

2020-09-24 11:00:54 | On the Road
▼国会が開かれていない今、たとえば今日はぼくは何をするのか。

▽まず、自由民主党本部で、国防部会・安全保障調査会合同会議に臨み、イージス・アショアの代替策、令和3年度予算について議論します。

 終わると、すぐ議員会館の事務所に戻り、「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」の収録です。
 今回は、護る会 ( 日本の尊厳と国益を護る会 ) の事務局長である高木啓代議士をゲストにお呼びして、護る会の1年3か月と今後について、苦楽を共にしてきた高木事務局長とありのままに議論したいと思います。



 これが終わると、すぐに事務所内に外務省の幹部たちを迎え、令和3年度の外交をめぐる概算要求について議論します。

 それから引き続き、事務所に経産省の幹部たちを迎え、資源エネルギーを中心に経産省の令和3年度予算の概算要求を議論します。

 次に、外務省の北東アジア第1課の幹部を迎え、安全保障をめぐって議論します。

 それが終わると、再び、自由民主党本部に入り、外交部会の正副部会長会議(役員会)に臨みます。ここでも、令和3年度の外交予算の概算要求について議論します。

 そして、そのあとに開かれる外交部会・外交調査会合同会議に参加し、外交予算をめぐって本日としては最後の議論に臨みます。



▽こうやって議論を重ねても、実際は、党の意見は政府にさして反映されません。すでに政府内で決まってしまっていることが多いのです。
 安倍一強と勝手にオールドメディアが言っていた時代の方が、まだ、反映される余地があったと、事実に基づいて客観的に考えます。これからは、さらに厳しいでしょう。



▼ところで、きのう出版社から連絡があり、まもなく発刊されるぼくの新書、「きみの大逆転 ハワイ真珠湾に奇蹟が待つ」 ( ワニブックスPLUS新書 ) の初版は、1万5千部と決まったそうです。
 かつてと比べて本が全然、売れない時代ですから、他の新刊と比べて、少ないとは言えません。
 しかし多くはないですね。

 ぼくに不満はゼロです。
 実際、予約も低調ですし。
 版元のワニ社長こと佐藤俊彦社長によると、アマゾン ( この新書についてはここ ) では、まだ本の出ていない予約だけの状態で103位になったそうで、良心的な編集者でもあるワニ社長におかれては「好調」という受け止めのようですが、それでも予約はわずか300部だそうです。
 ベスト100に近づいてなお、300冊です。3000冊ではありません。
( アマゾンについて批判が強いのはその通りですが、実数などがいちばん摑みやすいので良心派の編集者の話にも出てくるわけです )

 政治と文学を遂行するといっても、この現実です。
 本というものが、みんなの灯火だったアンドレ・マルローの時代とは様変わりですね。
 それでも、最期まで、淡々とやるだけです。

▼日本の議院内閣制の実態、本の売れ行きの実数、いずれも知られているようで、国民や読者に知らされていないと考えますから、あえてお知らせしました。
 それも、天とみなさんから負託された、ぼくの任務のひとつです。
 大仰な言い方はいけません。肩肘張って言いたくない。しかし、欠かせない、ささやかな、ちいさな任務だと考えています。




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21世紀のキューバ危機(2020-09-23 14:52:59)

2020-09-23 16:38:08 | On the Road
▼みなさんがご存じのように、アメリカがケネディ大統領の時代に、ソ連のフルシチョフ第一書記がまったくの不意打ちとして、アメリカの喉元であるキューバに中距離核ミサイルを配備しました。
 フルシチョフ第一書記は、ソ連の独裁者スターリンをソ連首脳として初めて批判し、アメリカとの平和共存を打ち出して「雪どけ」という世界的流行語 ( 元は小説の題 ) を生みだしたひとでしたから、まさかとしか言いようのない事態でした。


 アメリカは、U2偵察機が高高度から撮影するまで、まるで気づいていませでした。
 U2の撮ったまさかの写真をケネディ大統領が見てから、その核ミサイルが発射できる状態になるまで、残された時間はわずか5日間ほど。どんなに甘く見ても10日も掛からない状態でした。

 もしもミサイルが発射されれば、ワシントンDCにも届き、少なくとも死者は800万人以上、しかも決定的なのはアメリカは同時に軍事基地の多くも核ミサイルで破壊され、反撃能力もその多くを喪失することでした。

 ソ連が先制攻撃をせずとも、アメリカおよび西側諸国はNATOも日本も含めて、外交力をほとんど失う事態が考えられました。
 早い話がソ連の言いなりになるほかない恐怖の時代の到来です。

 これは、ご承知の通り、キューバ危機ですね。



▼最近の中国、特に習近平国家主席が進める異様な覇権主義の政策を日本の眼前に見るまでは、専門家としてのぼくも、このキューバ危機を、米ソの冷戦時代の昔話と考えていたことに、今、気づくのです。
 現在の中国は、21世紀のキューバ危機を引き起こし、トランプ大統領にやり込められている現状を一気に打開することを狙う可能性があります。

 中国は、もともと戦いに弱い国だけに、歴史に学ぶことに長(た)けています。
 キューバ危機の経緯は、アメリカの民主主義によって、そして東西冷戦が終わったことによって、隅々まで公開されています。
 西暦1962年のキューバ危機が米ソの妥協で終わり、そのわずか29年後の1991年のクリスマスにソ連が崩壊に追い込まれたこと、それを中国はしっかり研究していると思います。
 民間の専門家時代のぼくは現在より、遙かに自由自在でしたから、中国軍の将軍や佐官、さらに中国共産党の幹部、党直属のブレーンである専門家の群れから、共産党の青年たちまで、数多くの議論をしました。
 中国を何度でも訪ねて、お互いに本音をぶつけ合えるところまで、議論を深めました。
 その経験から、「今度はアメリカをやがて崩壊させる21世紀版キューバ危機」をじっくり検討していると考えます。

▼日本は、政府と与党が、そのための備えをしているでしょうか。
 全くできていません。
 そして、不肖のぼくではありますが、長い歳月とささやかな努力によって専門能力を非力なりに培っています。
 それを活かすつもりは、政府に無いことも今、痛感しています。

▼何があろうとも何が無かろうとも、主権者のみなさんから預かった任務に取り組むこと、それは任務のある限り、いささかも変えません。
 山田宏・護る会 ( 日本の尊厳と国益を護る会 ) 幹事長らと自由民主党の内部に存在する同志と共に、匍匐 ( ほふく ) 前進を続けます。

 ぼくらは、こういう時代に生きています。





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新政権の奥深くに胎動している気配(2020-09-22 18:36:10)

2020-09-22 23:41:00 | On the Road
 見かけからは分からない大きな力が、新政権の奥深くにすでに胎動している気配を感じています。
 それは安倍晋三内閣総理大臣がもはや不在であることと関係しているでしょう。



 菅総理は、25日に習近平国家主席と電話会談を行います。
 新総理は、20日にすでにトランプ大統領、モリソン豪首相とそれぞれ電話会談を行っていますから、中国が最優先されたわけではありません。
 しかし、東京オリンピック・パラリンピックに合わせた習主席の来日についても話し合われる可能性が高いと考えています。
 話し合うことと、決めることは違います。ただ、このブログにて、9月18日の早朝に「予感あるいは懸念」と題して記した通りの影もちらついてはいます。このエントリーです。
 ぼくと護る会 ( 日本の尊厳と国益を護る会 ) は、自分たちにできることをやるほかありませぬ。




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安倍前首相 靖国参拝(9月20日・産経新聞)

2020-09-20 23:33:41 | 産経新聞







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龍馬さんの足跡が残る地、薩摩へ(2020-09-20 17:21:23)

2020-09-20 18:34:57 | On the Road
 連載エッセイの「澄哲録片片」(ちょうてつろく・へんぺん)に記したように、わたしたちの坂本龍馬さんは、ほんとうは、社会的には無名、無冠のまま活動したひとでした。
 その龍馬さんの足跡が、ある意味で京都よりも身近に残る地、薩摩を再訪しています。



 東京も涼しかったですが、ここ鹿児島も涼しいです。
 武漢熱と酷暑と経済破綻という三重苦に苦しんできたみなさんの重荷が、ひとつだけ幾分かは軽くなるようで、そこはうれしいです。
 しかし暑さもまた、ぶり返しがあるかも知れません。
 また逆に、秋はほとんど喪われていて、あっという間に冬になってしまうのかも知れません。

 みんなの重荷を軽々と担いで、あっという間に殺された龍馬さん、いまその龍馬さんがお龍さんとともに、川縁の温泉に入った「塩浸(しおひたし)温泉」の横を今、タクシーで通りました。
 龍馬さん、りょうまさん、あなたがいなければやはり、薩長連合はできず、ご維新は、遅れたか、できなかった。
 あなたに学び続けます。




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