いつも降りる階段の、ゴールの手前の一段に、シミがあります。
ひょうたん型の、ちいさな染みです。
これを見ると、こゝろからホッとします。
あぁ、まもなく着くんだと。
ひょうたん型の、ちいさな染みです。
これを見ると、こゝろからホッとします。
あぁ、まもなく着くんだと。
この頃は、階段を降りるとき、以前のように「人が居ないことを確認できたら、できるだけ速く、アルペンスキーが実は落下運動であることをイメージして、落ちるように降りる」ということをやめました。
その代わり、膝を曲げて、スキーを滑るときの足の角度に近くして、逆にゆっくり目に降りています。こうすると、両脚に掛かる負荷がぐんと、格段に増えます。
最初はすこし膝が痛みましたが、すぐに痛みは消えました。順応性は健在です。
長い階段、その降りは、苦しい昇りと違って、軽やかに降りられる。それが、これで無くなって、昇りと同じく、かつ種別の違う苦しさとなりました。
30階を超える昇り降りを、人類の素晴らしい発明品のエレベーターを使わず、いったい何をやっているのか。
そのように、おのれに聴くときもあります。
答えは簡潔ですね。
なんのためでも、ないよ。それが生きることさ。
その代わり、膝を曲げて、スキーを滑るときの足の角度に近くして、逆にゆっくり目に降りています。こうすると、両脚に掛かる負荷がぐんと、格段に増えます。
最初はすこし膝が痛みましたが、すぐに痛みは消えました。順応性は健在です。
長い階段、その降りは、苦しい昇りと違って、軽やかに降りられる。それが、これで無くなって、昇りと同じく、かつ種別の違う苦しさとなりました。
30階を超える昇り降りを、人類の素晴らしい発明品のエレベーターを使わず、いったい何をやっているのか。
そのように、おのれに聴くときもあります。
答えは簡潔ですね。
なんのためでも、ないよ。それが生きることさ。