▼4月25日投票の名古屋市長選挙に、よこい利明さんという元名古屋市議会議長が立候補されています。
「護国神社に参拝する名古屋市会議員の会」などに属されていましたから、トリエンナーレ問題について今、どのようにお考えか、関心のある有権者もいらっしゃると思います。
よこい候補は文書で、その考えを表明されています。
あくまで主権者の参考のひとつとなるように願って、陣営の諒解を得たうえで、全文をそのまま掲載しておきます。
「一昨年に実施された国際芸術祭『あいちトリエンナーレ表現の不自由展その後』では、昭和天皇の御影を燃やしたかのような映像や、慰安婦像とされる展示が行われたことに対し、私自身は極めて不愉快である。
天皇陛下の戦争責任を問うといった政治的な主張にすぎず、芸術であるとは到底理解できない。
この愛知で展示がなされたこと自体、不適切で不敬極まりない。
今後、いかにして多くの市民から支持され、理解される芸術展を開催すべきなのか、公共の芸術祭のあり方など、多角的な議論をしていくべきである」 ( 一字一句、原文のまま )
▼さて、不肖ぼくはこの意思表示をどう考えるか。
有権者の選択によってもしも名古屋市長になられたら、文中にある「不愉快」といった個人的感慨にとどまらず、文末にあるようにフェアな議論をなさり、二度と、公金を支出した事業において問題が生じないよう努力なさることを、望みます。
ぼくが不肖ながら代表を務める、護る会 ( 日本の尊厳と国益を護る会 / JDI ) はすでに、この問題で声明を出しています。
よこいさん、横井利明さんが、名古屋市議の時代にトリエンナーレ問題で苦しまれたからこそ、強靱な意志と公正な問題意識を持って、名古屋という大切な日本のど真ん中の市長を務めてくださるよう、深く願っています。