功山寺決起

青山繁晴事務所から自由民主党の党員になりました。(2020年)

岸田政調会長を動かす男たち(2020-04-29 12:58:24)

2020-04-30 22:19:23 | On the Road
▼きょう4月29日は昭和の日、国民の祝日です。
 補正予算案を成立させるために当然のことながら、衆参で審議が行われています。
 参議院議員のぼくの場合、きょうの国会日程は朝9時20分の自由民主党・国対 ( 国会対策委員会 ) 正副委員長会議への陪席から始まりました。
 公務はすべて早めに行くことを原則にしているので、8時台から会場で控えていました。

 この会議では、補正予算案が野党も含めた全会一致で成立する見通しが報告されました。
 また地方では医療崩壊が進み、必要な検査や入院がされないケースが増えていることも、話されました。


▼そこから戻ると、間もなく、護る会 ( 日本の尊厳と国益を護る会 / JDI ) のオンライン執行部会を開きました。
 今回のメインテーマは、これまで繰り返し議論を積み重ねてきた消費減税の法案の詰めです。
 国会の法制局と連携して、先週にすでに第1案が、長尾敬副代表から護る会執行部会に提示されています。
 そこで代表のぼくも含めて幾つも課題が出たことに応じて、長尾副代表を中心にさらに法制局と議論し、第2案が出てきました。
 総会に諮る前ですから中身はまだ書けませんが、今日の議論でかなり課題に前進がありました。
 これまで提言を重ねて、議員立法への環境を整えてきたことも、活かせると考えます。

 ただし、もう一度申しますが、任意の議員グループの立法作業は、どれほど努力を重ねてもなお、茨の道、いばらそのものの道です。


▼一方、おととい4月27日月曜に、岸田文雄政調会長に提出した提言は、すでに政調会長が動きを始められました。
 先のエントリーで記したように、アポなしの提出・説明であったにもかかわらず、岸田政調会長は提言のすべてをひとつひとつ非常に丁寧に、ボールペンを取り出して赤線を引きながら、読まれ、不肖ぼくと山田宏・護る会幹事長の説明を聞かれ、質疑応答も充分で、それらを受けて、詳しく、前向きな回答をされました。
 そのために、詳しくこのブログで紹介しようと思っているのですが、今日も実は、予算委員会の開会の時間が迫っているので、例によって速報として ( ・・・と言ってもあまり速くもないですが ) ポイントだけ報告しておきます。
 以下は、ぼくの責任で趣旨をまとめた、岸田政調会長の回答です。文責はすべてぼくにあります。

【提言の1 海外の同胞にも一律給付10万円を】

「海外の同胞には正直、配慮が足りなかったと思う。この提言によって、それをはっきり意識した。ぜひ、方途を考えて、同胞のご希望に応えたいと思う」

【提言の2 家賃問題では、テナント支援と共に家主(オーナー)にも支援を】

「これは全く同じ考えだ。どちらか一方であって良いはずはない。これもすぐに動く」

※ 実際、岸田政調会長はこの問題で自由民主党にワーキングチームを立ち上げることを決断、準備されています。
  あす4月30日には発足し、初会合が開かれそうです。

【提言の3 1兆円の「地方創生臨時交付金について】

▽1兆円から大幅に増額。

「確かに考える必要がある」

▽自治体が交付の限度額を決めるときの要件に、企業数も加える。

「理がある。良く理解できる。検討する」

▽護る会メンバーの議員が、役所と折衝していると、「1兆円のうち3000億円は秋の執行になる」という驚きのことを、まるで決まっているかのように言う幹部がいる。護る会も抵抗しているが、自由民主党の政調としても動いてほしい。

「そんなことを言っている奴がいるのか。一括執行が当然だ。スピードが命なんだから。こちらも動く」

【提言の4 雇用調整助成金を実際に申請する現場では、手続きが煩雑にして遅くて、みな悲鳴を上げている】

「やはりそうか。これも取り組む」




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実際に異変があった可能性が「高まりました」(2020-04-28 17:08:58)

2020-04-30 19:46:32 | On the Road


・・・実際に異変があった可能性が本日、西暦2020年4月28日に高まりました。
 まだ断定は禁物です。
 少なくとも、いずれ何も無かったかのように振る舞う可能性は残っています。

 いずれにしても、拉致被害者の全員救出と重大な関連があります。
 だから、まだ未確認部分がたいへん多く残っていても、主権者・国民にお知らせしておきます。

「北朝鮮の体制に何も無かった」、親北朝鮮の文在寅政権下の韓国が繰り返し言うように「何らの変化も無い」というのは、すでにして違います。
 それに加えて、本日は、金正恩委員長自身をめぐるインテリジェンスに、新しい動きがありました。
 ただし、日本国民を拉致したままの独裁者であっても、同時に、国連に加盟している主権国家の指導者の安否に関わる情報ですから、未確認部分の多いまま、広く無条件に伝えることは、できません。



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岸田政調会長を待つ二人。(2020-04-28 07:55:44)

2020-04-30 17:47:04 | On the Road
▼きのう4月27日月曜は、国会議事堂の分厚い扉の前に立ち尽くし、自由民主党の首脳がクローズドの会議を終えて出てこられるのを待つ、ひたすら待つという、政治記者だったとき以来の久しぶりの時間がありました。
 岸田文雄政調会長に、護る会 ( 日本の尊厳と国益を護る会 / JDI ) の提案書を渡すためです。

 この日は、参議院の本会議の開会がかなり遅れました。
 議事の中身は変わりませんから、終わる時刻があとにずれるということです。午後6時を大きく過ぎることが確実になりました。
 こうなると衆議院議員である政調会長は ( つまり参議院の本会議終了を待たず ) 、国会や党本部から外出されてしまう可能性が高くなります。

▼一方で、武漢熱のもたらした危機をめぐる提案です。急ぐことそのものが、命です。
「提案は明日に回しますか」という意見もありましたが、護る会代表としてその選択肢は全く考えませんでした。
 提案書そのものは、護る会のオンライン執行部会、持ち回りの総会でしっかり議論してまとめたものです。遅らせて良い理由がありません。
 また、遅らせては主権者・国民にも、護る会 の衆参両院議員 ( 全数では53人 ) にも、申し訳が立ちません。

▼そこで、本会議が終わって即、議席の近い山田宏・護る会幹事長と連れだって、議事堂内の自由民主党総裁室へ向かいました。
 ここで党役員会が開かれるからです。
 自由民主党総裁でもある安倍総理をはじめ党の主要幹部はみな、入ります。
 総裁室の前に着くと、SPと記者の大群です。
 山田宏さんに「密集を避けないとね」と話して、政治記者の時代から顔なじみのSPの許可を得て、扉にぴったり、くっつくように立ちました。
 役員会は、なかなか終わりません。
 だからこそ、なんとも言えず懐かしい気持ちもしていました。
 政治記者というのは、泥臭い仕事です。ほんとうに這いずり回り、立ち尽くす仕事です。それから壁耳のために、国会議事堂でいえば扉どころか、低い通風口に何時間でも屈み続けます。
 きょうという日 ( 正確には昨日 ) は、国士・山田宏という心強い同士と一緒に立っています。

▼先のエントリーにも記したように、たとえば議員立法の実効性をすこしでも高めるためにも、ふだんから適切な時機に実現性のある提言を繰り返して行い、良き影響力を蓄積していくことが大切です。
 またテーマによっては、時間のかかる議員立法よりも、総理や与党首脳陣に直接、提言していくことが遙かに有効なことも少なからずあります。

 今回の提案書を下掲します。
 これは、たった今の、そして焦点を絞った提言が、実務的にいちばん有効なケースです。
 実際の提案書そのものの写真です。



▼意外なほど長かった役員会が終わり、真っ先に出てこられた安倍総理を見送り、多くの党首脳・幹部を見送り、「あれ? 青山ちゃん、どうしたの?」と聞かれながら待ち続け、そして岸田政調会長は出てこられません。
 開いた扉の隙間から見えるのは、岸田政調会長がある幹部と密談をされている姿です。
 今は記者ではなく、会議は終わっていますから、中に入ってつかまえることもできますが、あえて、それはしません。
 このあたりも、ちょっと大袈裟に申せば、バランスです。
 そして最後に岸田政調会長が穏やかな表情で出てこられました。

 突然に、つまりアポなしで「すこしお時間を頂けますか」と申し出たのですが、快く、議事堂内の自由民主党・政調会長室に招き入れていただきました。
 そこで、山田宏・護る会幹事長と共にじっくりと提案のひとつひとつを説明すると、政調会長からは予想以上の積極的な回答がありました。
 余人はいませんでしたから、すべてを無条件に公開していいとは思いません。
 しかし、主権者のために肝心なところは、このブログにて広く公開します。

 そこからは、あとのエントリーに譲ります。
 もう登院せねばなりませぬ。

 また、あとでね、みなさん。




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