Story
1979年11月4日、革命に沸くイランで米国大使館が過激派に占拠され、密かに脱出しカナダ大使私邸に逃げ込んだ6人を除く52人の大使館員が人質にとられる。イラン側の要求は、癌治療の名目で米国に渡った悪名高き前国王パーレビの引き渡し。6人の脱出が明るみに出れば公開処刑は避けられない。CIAのトニー・メンデス(ベン・アフレック)はSF映画『アルゴ』の製作をでっち上げ、ロケハンのクルーとして6人を出国させようと暗躍する。(goo映画より)
2012年/アメリカ/ベン・アフレック監督作品
評価 ★★★★☆
上映が始まってすぐにワーナーの70~80年代のロゴが出て来て懐かしかった。映画も当時の作り方そのもので、CGでゴテゴテになっていない正攻法の演出でかなり楽しめました。
私の記憶ではイランの人質事件は救出作戦が失敗したと思っていたのですが、本体とは別に裏口から脱出した6人に焦点を当てていたのは予想外。こんな映画的な題材がこれまで映像化されなかったのが不思議なくらいです。
6人を脱出させるべく単身イランに乗り込んだベン・アフレックですが、シュレッダーの復元作業でいつ脱走がばれるかわからない、といったサスペンス描写を丹念に積み重ねて、クライマックスの空港からの脱出場面になだれ込むのですが、ここは近来まれに見るハラハラシーンです。
一方、映画製作をでっち上げるジョン・グットマンとアラン・アーキンのコンビの掛け合いが楽しく、緊迫するドラマの中で一息つけるのが良い。
作戦中止の指令を受けて、ベン・アフレックがあおるやけ酒がスコッチウィスキーのマッカラン。しかし乾坤一擲の大勝負に出る決心をするのですが、私もさっそくマッカランを買ってきて映画の余韻にひたりながら飲んでしまいました。
ところで「アルゴ」のポスターが、当時のおバカ映画の快作「フラッシュゴードン」(1980年 マイク・ホッジス監督)のポスターに似ていました。脚本読み合わせ場面でミン皇帝みたいな人もいたので、これは完全に意識していますね。
評価 ★★★★☆
この映画、大使館員の6人が助かるのがわかっていてもドキドキしました。
偽映画アルゴ制作部隊の2人組が楽しかったですが、特にアラン・アーキンのハリウッドの内情をぶちまけるような歯に衣着せぬ物言いが痛快でした。とくに脚本家協会の人をやり込める場面が最高でしたね。
wancoはマッカランが気になったようですが、私は飛行機で給仕されるお酒の扱いが上手いと思いました。
最初イラン領空に入るときにはお酒が回収されて、いよいよ救出劇が始まるという緊迫感を醸成していましたが、帰りの飛行機ではお酒OKのアナウンスが流れて、脱出成功の安堵感が広がる。この構成はとっても良く出来ていますね。
表面上は、大使館員脱出のサスペンス映画ですが、ラストでベン・アフレックが家族の元に帰って行ったように根底には家族愛が描かれているのも見逃せません。
この作品でアカデミー賞の作品賞を受賞しましたが、ひょっとしたら、ベン・アフレックはイーストウッドのような監督になれるかしら?!これからも彼の作品が楽しみです。
ところで、wancoが取り上げている「フラッシュゴードン」なんですが、大ヒットした映画「テッド」でも登場しましたよね。(なんだろう?今、アメリカで人気あるのかな?)
wancoが当時の「フラッシュゴードン」のパンフレットを持っていたのにも笑ってしまいました。。なんだか、すごく気になる映画なので(笑)、DVDを早速レンタル!週末にでもゆっくりDVD鑑賞しようと思っています♪
映画『アルゴ』公式サイト
(「アルゴ」2013年2月 岡谷スカラ座 にて鑑賞)
1979年11月4日、革命に沸くイランで米国大使館が過激派に占拠され、密かに脱出しカナダ大使私邸に逃げ込んだ6人を除く52人の大使館員が人質にとられる。イラン側の要求は、癌治療の名目で米国に渡った悪名高き前国王パーレビの引き渡し。6人の脱出が明るみに出れば公開処刑は避けられない。CIAのトニー・メンデス(ベン・アフレック)はSF映画『アルゴ』の製作をでっち上げ、ロケハンのクルーとして6人を出国させようと暗躍する。(goo映画より)
2012年/アメリカ/ベン・アフレック監督作品
評価 ★★★★☆
上映が始まってすぐにワーナーの70~80年代のロゴが出て来て懐かしかった。映画も当時の作り方そのもので、CGでゴテゴテになっていない正攻法の演出でかなり楽しめました。
私の記憶ではイランの人質事件は救出作戦が失敗したと思っていたのですが、本体とは別に裏口から脱出した6人に焦点を当てていたのは予想外。こんな映画的な題材がこれまで映像化されなかったのが不思議なくらいです。
6人を脱出させるべく単身イランに乗り込んだベン・アフレックですが、シュレッダーの復元作業でいつ脱走がばれるかわからない、といったサスペンス描写を丹念に積み重ねて、クライマックスの空港からの脱出場面になだれ込むのですが、ここは近来まれに見るハラハラシーンです。
一方、映画製作をでっち上げるジョン・グットマンとアラン・アーキンのコンビの掛け合いが楽しく、緊迫するドラマの中で一息つけるのが良い。
作戦中止の指令を受けて、ベン・アフレックがあおるやけ酒がスコッチウィスキーのマッカラン。しかし乾坤一擲の大勝負に出る決心をするのですが、私もさっそくマッカランを買ってきて映画の余韻にひたりながら飲んでしまいました。
ところで「アルゴ」のポスターが、当時のおバカ映画の快作「フラッシュゴードン」(1980年 マイク・ホッジス監督)のポスターに似ていました。脚本読み合わせ場面でミン皇帝みたいな人もいたので、これは完全に意識していますね。
評価 ★★★★☆
この映画、大使館員の6人が助かるのがわかっていてもドキドキしました。
偽映画アルゴ制作部隊の2人組が楽しかったですが、特にアラン・アーキンのハリウッドの内情をぶちまけるような歯に衣着せぬ物言いが痛快でした。とくに脚本家協会の人をやり込める場面が最高でしたね。
wancoはマッカランが気になったようですが、私は飛行機で給仕されるお酒の扱いが上手いと思いました。
最初イラン領空に入るときにはお酒が回収されて、いよいよ救出劇が始まるという緊迫感を醸成していましたが、帰りの飛行機ではお酒OKのアナウンスが流れて、脱出成功の安堵感が広がる。この構成はとっても良く出来ていますね。
表面上は、大使館員脱出のサスペンス映画ですが、ラストでベン・アフレックが家族の元に帰って行ったように根底には家族愛が描かれているのも見逃せません。
この作品でアカデミー賞の作品賞を受賞しましたが、ひょっとしたら、ベン・アフレックはイーストウッドのような監督になれるかしら?!これからも彼の作品が楽しみです。
ところで、wancoが取り上げている「フラッシュゴードン」なんですが、大ヒットした映画「テッド」でも登場しましたよね。(なんだろう?今、アメリカで人気あるのかな?)
wancoが当時の「フラッシュゴードン」のパンフレットを持っていたのにも笑ってしまいました。。なんだか、すごく気になる映画なので(笑)、DVDを早速レンタル!週末にでもゆっくりDVD鑑賞しようと思っています♪
映画『アルゴ』公式サイト
(「アルゴ」2013年2月 岡谷スカラ座 にて鑑賞)
私は『ザ・競馬予想(儲かるかも?)』というブログを運営しています。でも今ではすっかり競馬の馬券は的中しないので映画の記事の方がメインになってしまっています。
相互リンクの方をお願いしたいのですが。よろしくお願いします。
コメントありがとうございます。
アルゴ、娯楽映画としては一級品ですね。
こちらからもリンクさせて頂きました。
よろしくお願いします。