夫婦でシネマ

夫婦で見た映画と、個別に見た映画について感想をかいてます。全て映画館で見た映画で、ミニシアター系の映画をたくさん紹介!

欲望のバージニア

2013年10月03日 | や行の映画
Story
禁酒法時代のバージニア州、ボンデュラント3兄弟は密造酒ビジネスで幅を利かせていた。野心家の三男ジャック(シャイア・ラブーフ)は牧師の娘バーサの気を引こうと苦心し、リーダー格の次男フォレスト(トム・ハーディ)は、シカゴから来たワケありの過去を持っていそうな女性マギー(ジェシカ・チャステイン)と恋仲になる。そんな時、新たに着任した特別補佐官レイクス(ガイ・ピアース)が法外な賄賂を求めてくる。レイクスの要求を拒否した兄弟は、非道な脅迫にさらされることとなり……。(Yahoo!映画より。)
2012年/アメリカ/ジョン・ヒルコート監督作品





評価 ★★★☆☆


『アンタッチャブル』の時代の裏面史として興味深く観ました。
出演者が個性派揃いなのが見所。特にガイ・ピアースが狂気のレイクス捜査官を鬼気迫る熱演。ナルシストで潔癖性でサディスティック、髪を真ん中分けした特異な風貌はひと際異彩を放っています。
シャイア・ラブーフは腕っ節はからきしだが、野心だけは人一倍ある末っ子のジャックを好演。彼の恋人が、違法じゃないの?と問いかけるのに対して、頭の良いやつだったら皆こうするさ、みたいなことを返す。つまり、機会を捉えて最大の利益を得る。合法非合法なんか関係なく、密造酒商売をあくまでビジネスと捉えているところが、当時の本質をついている感じがしました。
しかし、役者それぞれの演技は良いのですが、全体的にバイオレンスとドラマの間でどっちつかずとなり散漫な印象が残ってしまった。
クライマックスは橋の上での対決。だが、いくら悪徳でも連邦取締官を殺しちゃって当局が黙っているのか?史実はどうなっているのか非常に気になりました。



映画『欲望のバージニア』公式サイト


(「欲望のバージニア」 2013年8月 名古屋 伏見ミリオン座 にて鑑賞)

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