一人ごと  ~゜・_・゜~

●映画●本●花●ネコ●
癒し系日記になるといいな。

一致団結する家族映画 !!"(^_^)//!

2024-07-10 11:40:25 | 本・映画・ドラマ

 

映画は、一度観ていてもけっこう忘れているもので・・・。

何度も観ると、映画の良さを奥深く味わえて、

製作された方々の思い入れが、

ひしひしと伝わってくるので、

今まで観た映画を、また観返したくなってしまいます。

 

★サバイバルファミリー

いつものように、すぐに解消されるだろうと

タカをくくっていた停電。

電気も電波も通じず、情報も遮断。

 

いつ解消されるかも分からなくなり、

じわじわとサバイバル化していくのですが、

何となくバラバラだった家族が、

協力し合ってガッツリと団結していく、

(生きていくために必死だったわけですが)

清々しくも感じられる作品でした。

 

ありえない設定ではあるけれど、リアル感と笑いもあって、

3度観て、好きな映画の一つになりました。

 

 

★浅田家

消防士、強盗、ヒーロー戦隊、反社、バンド・・・。

いろんなシチュエーションのコスプレ写真を

家族で撮影。

写真集も話題になりましたね。

 

映画も観ているだけでほのぼのしましたが、

そんな中、起こった東日本大震災。

 

被災地から拾い集められた写真を、

一枚でも被災者のもとへと活動する様子に、

写真の重みを改めて感じさせてくれます。

今はデータ写真が主流ですが、

やっぱり、プリントアウトされた「写真」は、

無くしてはいけませんね。。。

 

お兄さん(妻夫木聡)が懐が深く、

お父さん(平田満)が優しくて、良かったなあ。

でも、浅田家のような家族。

 

=「バカなことを真剣に家族で出来る」って、最高ですっ!

 

 

★愛にイナズマ

豪華キャスト!

前半は、

理不尽に映画監督を下ろされる、

花子(松岡茉優)が痛々しいのですが、

10年以上疎遠だった実家の

二人の兄(池松壮亮・若葉竜也)と父(佐藤浩市)もとへ。

 

過去に父が起こした傷害事件がもとで、出ていった母。

どうしようもない家族の力を借りて、

映画監督の再生を目指す花子に、

母の失踪の本当の理由も明らかにされ、

少しずつわだかまりも解けていきます。

 

ちょっと不思議ちゃんな、

恋人(アシスタント)役の窪田正孝さんも良かった!

 

最後は感動のハグ。

家族でハグって、しなかったなあ・・・。

しとけば良かったなあ・・・。

なんて、自分の家族を思い出します。

 

書いてたら、もう一回観たくなってきた・・!

 

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PERFECT DAYS THE・役所広司 !(^^)!

2024-01-13 10:00:25 | 本・映画・ドラマ

 

今年の初観賞映画。

 

まず、

出てくる場面に、

「あ・・・・・。」っと思った。

何にかというと、

 

カセットテープに。

古い音楽に。

古本屋に。

フィルムカメラに。

まちの銭湯に。

テレビのないアパート暮らしに。

 

この人には、時代に流されない

「自分の時間」がありました。

 

トイレ清掃員として働く平山正木(役所広司)は、

質素で、几帳面で、同じルーティンの毎日。

 

それでも、毎日違う出来事があり、

人との関りがある。

 

一見、さみしい独身男性の生活に見えて、

なぜか忘れていた豊かさを思い出すような。

 

小さな幸せを味わう、役所さんの表情は絶品。

 

小津安二郎を尊敬するとはいえ、

ドイツの名匠、ヴィム・ヴェンダース監督は、

どうしてここまで「日本」を表現できるのか。

感心を通り越して、不思議なほどでした。

 

上映会場も回数も少ないのは残念ですが、

こういう映画、もっと大事にできるといいな。

いい映画と興行収入が比例しないのが

もどかしいところです。

 

私としては、三浦友和さんと役所さんのツーショットに、

大きな幸せを味わえました。

へへっ。

 

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中村靖日さんが好きになる「運命じゃない人」

2023-12-24 10:47:04 | 本・映画・ドラマ

とってもいい人。

人を疑わない人。

こういう人って、知らず知らず守られてるものかもしれません。

 

 

結婚詐欺にあった宮田くん。(中村靖日)

でも、それにも気づかずに、フラれただけのつもりでいる彼に、

「君はダマされたんだよ」とは言えないでいる

親友の神田くん

 

神田くんは、宮田くんのために、

騙した詐欺女とヤクザがらみのドタバタで、

大変な目に遭うのだけれど、

それは宮田くんの知らないところで始まり、

宮田くんの知らないところで解決する。

 

「なんだ、あいつ。ヘンな奴だなあ。」と

つぶやきながらも、人を疑わない宮田くんの温和な日常と、

その舞台裏での騒動が交錯する様子を、

私たち観客は、特等席で見てる

って感じです。

 

登場人物それぞれにバレたくないことがある。

笑うところもあり、

2度、3度見返すと、とっても愛しくなる

めちゃくちゃよく出来た映画です。(内田けんじ監督!

友達っていいなあ。。。。

と、滋味に心温まるという意味で、

クリスマスイブにいかがでしょうか。

(無理矢理な着地点。)

 

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ノンフィクション作家・佐々涼子さんの新刊と闘病生活

2023-11-23 09:51:18 | 本・映画・ドラマ

永遠の課題。

「死」と正面から向かい合うテーマの本です。

 

終末期を迎える在宅医療の患者さんたちとその家族、

また、その看護師本人が癌で迎えた余命を、

どう過ごしたのか。

とても重いテーマでしたが、

この何でもない健康な「今の大事さ」を痛感しました。

自分はどんな死に方をするんだろう・・・。

と、不安もよぎりますが、

「これは自分だけじゃない!」と、言い聞かせながら読みました。

 

ただ、この時にどんな医療従事者にお世話になるかで、

ずいぶん違うことを知り、怖くもなります。

 

その、著者 佐々涼子さんの新刊が明日発売される!

 

・・・のはいいんだけれど、

現在、佐々涼子さんご自身が脳腫瘍で末期を過ごしていることを知り、

がく然としています。

佐々涼子さん Twitter

 

新刊は、「夜明けを待つ」。

佐々涼子さん、私と同じ年だー。。。

他人事とは思えない・・・。

 

もうひとつ。

ホスピスでの悲喜こもごもと、

死を受け入れる人々の心の変化を描いた

「ライオンのおやつ」。

私はドラマで観ましたが、これもとても考えさせられます。

 

これは、泣いたなあ・・・。

 

生かされている私たちに出来ることは、

今を大事に大事に噛みしめて味わっていくことに尽きるような気がします。

だから、不機嫌な時間を過ごしたり、

諍いなどする時間は無いのですっ!

 

・・・でも、死ぬの怖いですよねー。

痛み・苦しみは嫌だよねえ・・・。

これは医療の技術と、普段の心がけしかないようですが、

ホスピスの看護師さんが言ってたことがあります。

 

「扱いにくい患者さんは、結構苦しむ人が多い」って。

怖っ・・・。

 

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映画:ビッグ・リトル・ファーム 理想の暮らしのつくり方

2023-08-23 09:52:43 | 本・映画・ドラマ

 

ドキュメンタリー映画にも

時々、はっとさせられて、

とても印象に残るものがいくつかあります。

「ビッグ・リトルファーム」

( 思い切りネタバレです。本当は何も知らずに見るのがおススメです。) 

 

小ちゃいながらも、ガーデニングの真似事くらいはやってるので、

何か参考になるんじゃないかと思って、観てみた訳ですが・・・。

 

・・・・・・。

舐めてました。

スケール大き過ぎて、参考にならない。(笑)

 

自給自足のオーガニック農場作り。

東京ドーム17個分の荒地からのスタートです。

 

【1】 土壌づくり ミミズを育てて土に返す。& 外来種伐採。

【2】 牛・豚・鶏・ヤギなどの家畜を飼う。

【3】 家畜の糞で、肥沃な土地作り。

【4】 虫が集まってくる。

【5】 害虫問題発生。

 

農薬を使わず、じっと我慢していると・・・、

 

【6】 アブラムシを食べるテントウムシが来てくれた。

【7】 大量発生したカタツムリを食べる鳥が来てくれた。

【8】 鶏をコヨーテに襲われる問題発生。

 

射殺したこともあったけど、じっと我慢していると・・・、

 

【9】 コヨーテが、鶏ではなく、

    畑を荒らしていたホリネズミを捕食するようになった。

 

【10】果実や野菜をダメにしていた小鳥を見つけて、

    フクロウや、タカが飛んでくる。

 

こうやって、この農地に自然の生態系ができるまで、

8年。

 

我慢して、待つ。

理想です。

 

中途半端な素人(私)は、

虫をみつければ、即殺虫剤です!

 

こんな農場経営に憧れるけれど、

生半可じゃないですね。

 

アスファルトが土に戻れば、

この猛暑も少しは和らぐんだろうなあと思っても、

車は便利だし・・・・。

(我慢できない&待てない)

 

自然の偉大さと、人間の小ささを思い知った映画でした。

 

 

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国際霊柩送還士「死」を扱う仕事

2023-08-13 10:03:53 | 本・映画・ドラマ

国際霊柩送還士という仕事。

考えただけで非常に重い仕事です。

読んでみると、想像以上でした。

 

海外で亡くなった日本人の遺体や遺骨を日本に搬送し、

日本で亡くなった外国人の遺体や遺骨を祖国に送り届ける仕事。

 

本書は2012年にノンフィクション賞を受賞していて、

著者は、「エアハース」というその会社を取材しています。

 

スマトラ沖地震、アフガニスタン邦人教職員殺害事件、

ミャンマーでのフリージャーナリスト殺害事件など、

新聞に載るような重大事件・事故の裏で、

必ず彼らの働きがあるそうです。

 

なので、損傷の激しい遺体が多いとか。

 

「ご家族が見た時どう思うだろう」

「何とかしてあげなくては」

 

 

「家族に会わせられるように、

 きちんと死を受け入れられるように、

 きちんと対面させてあげたい。

 お別れをさせてあげたいと思うんです」(送還士)

 

そして、遺族に送り届けるまで、

まるで生きている人を扱っているかのように、

話しかけ、細心の注意を払って

遺体を故郷に搬送しています。

 

昼夜を問わず、舞い込んでくる仕事。

想像しがたい遺族の心境に

寄り添う彼らの仕事に頭が下がります。

 

突然の悲報を受け入れがたく、

悲嘆にくれた遺族は、

それでも、

綺麗な姿で戻ってきた「夫」「妻」「子供」を迎えて、

必ず彼らに「ありがとう」と感謝を述べています。

 

「死」についてとても考えさせられた本でしたが、

「きちんとお別れをする」

「きちんと悲しむ」

そして、

「少しずつ受け入れる」。

 

死別は、誰もが必ず経験するもの。

 

私は、母を亡くして7年経って、

もう「受け入れ」られています。

今日は、迎え火。

 

幸せに生きることが、両親への親孝行。

笑顔でお盆を迎えられるようになりました。

 

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「12人の優しい日本人」で、国民性を認識する。(^^;)

2023-03-27 10:39:47 | 本・映画・ドラマ

 

いやいや・・・。(笑)

野球好きではない人でも、「WBCロス」の 2023年3月。

 

後日談から伝わってくる、日本チームの「最高の仲間」意識に、

改めてまた感動に浸ってしまってます。

 

 

映画です。(笑)

 

 

裁判員制度を題材にした、アメリカ映画の名作。

「12人の怒れる男」

 

17歳の少年の父親殺しについて、

あっさり有罪になるだろうと集まったものの、

ある一人の疑問をきっかけに、真剣な討議がなされていく。

集まった12人の個性が、この映画を面白くしています。

それでも、元祖・アメリカ版はあくまでも

「事件の真相」に迫っていく面白さ。

 

 

でも、今回紹介したいのはこちらです。

 

「12人の優しい日本人」

日本版にリメイクしたもので、

しかもコメディ。

しかも脚本は、三谷幸喜さん。

(だいたい、想像がついてきたでしょうか。)

こちらは、妻が夫を殺害したという事件で、

「もしも、日本人の陪審員だったら・・・」という設定。

(ドリフのコント的・・・。

 

おもしろいのは、「こういう人、いるいる!!」っていうところ。

優柔不断だったり、無神経だったり、

自分の意見をはっきり言えなかったり、投げやりだったり、

私情が絡んだり・・・。

12人の個性から、日本人の縮図を見ているようです。

 

日本の映画やドラマは、「食べるシーン」が異常に多く感じますが、

この映画でも「出前」シーンがあったりして、

アメリカ版とは大違い。

 

仕方なく集まった12人ですが、徐々に議論は白熱しながらも、

空回りで、話がいろんな方向に迷走。

三谷節が効いてて、

見ててイライラするところも「日本らしさ」がよく出てます。いい意味で。(笑)

 

でも、日本には「侍ジャパン!」だってあるもんね。

最後は「優しい日本人」です。

 

これ、ロシア版もあるらしいのですが、

何だか恐そう・・・。

韓国版とか、イタリア版とかあったらいろいろ見てみたくなるような、

国民性を垣間見る映画でした。

 

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ルート225 いろいろ考えさせられるけど、心に残る映画。

2023-01-30 09:33:23 | 本・映画・ドラマ

 

中村義弘監督の映画は、

「アヒルと鴨のコインロッカー」

「ポテチ」

「ジャージの二人」

「ゴールデン・スランバー」

「ジェネラルルージュの凱旋」

「フィッシュストーリー」など、

何度も見返したものが多いのですが、

その中でも特に、考えさせられた映画。

 

「ルート225」。

 

いつもの帰り道を曲がると、

突然、あるはずのない海の景色が広がる・・・。

パラレル・ワールドから始まって、

不思議 不思議  と引き込まれます。

 

家に帰ると、いるはずのお母さんがいない、

公衆電話から家にかけると、

ちゃんとお母さんは電話口で「早く帰ってきなさい」と、

家で待ってる。

でも、帰っても誰もいない。

何日たっても両親は帰ってこない。

 

姉・弟 二人の生活に。

もしかしたら、「姉/弟」もいなくなるかもしれない不安がよぎるなか、

お互いの存在がどれだけ安心できただろう。

最後には、それほど仲良くなかった二人の絆が深まり、

成長して現実を受け入れ、前に歩みだすのだけれど・・・。

 

 

決してハッピーエンドではないので、

一度目を見たときは、

終わり方がスッキリしない気分だったのですが、

後からじわじわと

「ある日、突然家族がいなくなる」

ということを考えさせられる映画です。

 

 

震災や事故で突然家族を亡くした人って、

こんな感じかもしれないと思うし、

自分にだって起こるかもしれない。

 

 

両親を亡くした今、

家族そろって元気に、当たり前に暮らしていたことも、

過去になり、

生きている限り、誰もが前に進まなくては始まらない・・・。

 

でも、未来が暗いわけじゃない。

と、肩を叩いてくれる映画なのではないでしょうか。

 

まだ少し幼い多部未華子ちゃんですが、

存在感あるし、かわいいです。

 

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フランスのコメディ映画 けっこうブッ飛んでる・・・(^^;)

2023-01-19 11:55:23 | 本・映画・ドラマ

 

フランスといえば、オシャレでクールなイメージでしたが、

今年に入って、フランスのコメディ映画を観ていると

かなり印象が変わってきました。

まだ、そんなにたくさん観てはいないけれど。

 

ちょっと、大げさで下品なところもありますが、

何だか、何もかもどうでもよくなって、

笑ってしまう、という感じでしょうか。

ストレス解消にとてもいいと思います。

個人的には、アメリカのコメディ映画やヒューマンドラマには

物足りなさを感じますが、

アジア、ヨーロッパ系には、深みがあって好きです。

 

ボン・ボヤージュ 家族旅行は大暴走

 

フランス映画で最初に笑ったのがこの映画で、

新車のブレーキが利かず、

高速を160キロで走るパニック・コメディーです。

最初はハラハラするのですが、

日本にはない、外国人のいい加減さに呆れつつも

だんだんおかしくなってくる・・・。

思い出してもニヤニヤしてしまいます。

 

 

真夜中のパリでヒャッハー!

 

主役のフランクは、冴えないけどまじめな男性。

だけど、誕生パーティーを開いてくれた親友2人のおかげで、

留守番と悪ガキの子守りを任されていた社長の豪邸が

バカ騒ぎで、メチャクチャになる。

その一部始終を「社長夫妻がビデオで目撃する」という設定で、

この映画のおもしろさが引き立ってました。

 

シンク・オア・スイム イチかバチか俺たちの夢

 

うつ病で、2年も職に就けずにいるベルトラン。

入った男子シンクロナイズドスイミングのチームメンバー、

女性コーチまでも、

上手くいかない家庭や仕事で、悶々としているのだけど

途中から登場するスパルタ女性コーチのおかげで、

(この辺りからちょっと笑う。)

みんな何かが吹っ切れて、

世界選手権に挑戦する・・・というお話。

これはヒューマンドラマかな。

 

総じて、「こんなにいい加減でもいいんだ!」

と元気をもらえる。

日本人にも

ちょっとこのエキスが必要なんじゃないかな・・・。

コメディー映画もたまにはいいですね。

 

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映画「めがね」 もたいまさこさん満喫♪

2022-12-30 08:03:11 | 本・映画・ドラマ

 

気に入って、何度も観た「めがね」。

2007年の映画です。

 

 

風邪でダウンしているときも、

これならゆる~く観れました。

 

疲れてるときにおススメの映画です。

 

 

自然体で、海で「たそがれる」。

憧れます。

 

監督は、荻上直子さん。

 

大好きな最強メンバー。

もたいまさこさん、加瀬亮さん、光石研さん、小林聡美さん、市川実日子さん。

 

もたいまさこさんの、独特の空気感がたまらない

 

 

 

「~ねばならない」とか、

「これでいいんだろうか」とか、

不安や、心配や、焦燥感。

複雑で、疲れて、こじれた気分が、

ほどけていきます。

 

海を見て、たそがれるだけ。

シンプル イズ ベスト。

 

でも、最近の荻上監督さんの映画は、

少し重くて、シビアになってしまっていて、

ちょっと残念。

 

以前ご紹介した

「川っぺりムコリッタ」も、

本はまだ良かったのですが、

映画は、ちょっとコミカルなようで笑えない、

ちょっと悲しみが混じった、

複雑な気分になってしまった。

 

最近、注目し始めているのは、

今泉力哉監督。

お正月も映画三昧になりそうです。

 

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THE!インド映画

2022-11-14 09:49:43 | 本・映画・ドラマ

 

現在、上映中の「RRR」。

好評なので、観に行きました!

とても楽しめる映画でしたが・・・。

 

今回は、別のインド映画の話題。

まずは、めちゃくちゃ引き込まれたシーンが、

こちらです。

インドのトップスターのスキャンダルを描いた映画。(実話です)

「サンジュ」より

 

 

左が実際の「トップスター」本人。

サンジャイ・ダットさん。

右が、サンジャイ・ダットを演じたランビール・カプールさん。

だそうです。

 

本編では日本語字幕があるのですが・・・。

大雑把に言うと、マスコミに頭にきた本人を、表現したものですね。

 

これ(インド映画)で

ミュージカル・アレルギーがなくなりました!(笑)

 

ラージクマール・ヒラニ監督の人気作を観て以来、

インド映画も好きで、時々観ています。

 

「きっとうまくいく」

 

 

「PK」

 

「マッキー」

これも、ぶっ飛んだ話で、おもしろかったです。

これは S・S・ラージャマウリ監督。

 

ただ、一番印象に残ったのは、

この映画。

・・・・・の、エンディング。(笑)

冒頭の動画です。

ただ好きなので、載せちゃいました。

よろしければ、一緒にお楽しみください。(笑)

 

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脚本の面白さはピカイチ! 映画「キサラギ」

2022-10-14 10:10:27 | 本・映画・ドラマ

面白くて、3回~4回???

もう何回観たのか、わからなくなりましたが・・・。

脚本勝負の、密室会話タイプの映画。

観れば観るほど、よく出来た脚本に脱帽です。

 

1年前に亡くなった、

売れないアイドル「如月ミキ」ちゃんを偲んで、

コアなファン、5人が集まるところから始まります。

 

ファン同士が集まって、

ミキちゃんのコレクション披露・・・。

ここまでは普通。

 

そして、だんだん

「そもそもミキちゃんの死は、自殺だったのか?他殺だったのか?」

という疑問を避けて通れず、

ミキちゃんの、死の真相に迫っていくのですが、

その「ミキちゃん愛」に笑えて、

死の真相にも、最後に何だかほっこり感が残り、

集まった5人の素性が、

明らかになるたびに、

「えーーーーっっ!!」の連続で、

引き込まれてしまいます。

 

で、そもそもそのアイドル・ミキちゃんが、

どんな顔か気になるところですが、

エンディングに、

典型的な「歌が下手で、どこにでもいそうな」

アイドル「ミキちゃん」の登場。

 

憎めないアイドル、

「ミキちゃん」は、

心底「アイドル」だったんだなあ。

 

と、ピュアな余韻が残る、

これもお気に入りの映画です。

 

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あなたへ 映画と本で考えた

2022-09-11 09:49:07 | 本・映画・ドラマ

 

刑務所の指導教官・名島(高倉健)。

もちろん、「寡黙」・・・(笑)

 

余談ですが、

『男は黙ってサッポロビール』

こんなキャッチコピーがあった頃の男性ですよね。

 

そんな人が、最愛の妻を亡くした後のお話です。

 

NPO法人に託されて受け取った、

亡くなった後に、読んでほしいという妻からの絵葉書には、

 

1通目。

「ありがとう」。

 

2通目には

「私の遺骨は、故郷(長崎)の海に散骨してください」。

【故郷(長崎)で、郵便局留めの絵葉書を受け取ってください。】と。

 

散骨の旅に出るロードムービー。

 

出会った人たちの

いろんな人間模様や、苦悩や孤独に触れ、

妻を想いながらの旅。

 

で、とにかく最後の絵葉書に何て書いてあるのか。

そればかり気になって観ていたのに、

映画のラストで、受け取ったその絵葉書には

「さようなら」

の一言だけだったので、

 

・・・・? 

「えーーーっ??なんか、さみしい!!」

というのが、一度目に観た感想。

 

映画だけでは何だか釈然としなかったので、

本も読んでみて、

で、もう一回映画を観て、

ちょっと理解できたような気がします。

(本は上映後、映画に森沢明夫さんが脚色を加えて出版されたもの)

 

 

冒頭、奥さんが、確かこんな感じのことを言うんです。

「季節外れの風鈴の音ほど、さみしいものはないわね。」

印象に残ったセリフだったのですが、

最後の絵葉書の「さようなら」は、

 

旅をして、人と触れ合って、

心を開いて、私の散骨が済んだら

前を向いて自分の人生を歩んでください

私が死んでも、あなたの人生は続くのだから。

 

・・・という妻のメッセージだったのかな、と。

 

秋になっても鳴る風鈴、

妻が亡くなって、時間が止まる夫、

そうなって欲しくなかった、ということじゃないかな。

と、一生懸命考えた映画でした。

 

そういえば、風鈴かけっぱなしだわ・・・。

 

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ストレイトストーリー 年を取っても「兄弟愛」

2022-09-05 09:09:31 | 本・映画・ドラマ

 

絶縁状態だった兄が倒れたという連絡があり、

何としても、兄に会いに行くという

おじいちゃんのロードムービー。

 

実話だそうです。

 

足腰も痛い、交通手段(車)がない。

それでも兄に会いに行こうと、

周りの反対も押し切って

トラクターで、出発。

 

 

おじいちゃん、大丈夫かな・・・。

と、最初は見てて心配になりますが、

長年生きてきた強みと、

兄に会いたいという、一途な気持ちで

過酷な旅を続けます。

 

でも出会った人達との交流は、

味わい深く、温かい。

 

 

映画の99%は「旅」ですが、

最後の兄との再会のシーン 1%が

最高です。

 

 

兄:「あれで、俺に会いに来たのか?」

 

この一言に

いっぱいの気持ちがつまっていて、

グッときました。

 

ストーリーはシンプルですが、

シンプルなだけに

しみじみと、心があったまる

良い映画です。

 

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日日是好日

2022-07-30 10:43:35 | 本・映画・ドラマ

 

       何かおすすめの映画ある?

       って聞かれたときに

       すぐに思い浮かぶ映画。

 

全然知らないお茶の世界の良さを

映画で気楽に 感じることが出来て、

樹木希林さんの演技もすごく良くて。

 

 

それで、本も読んでみたのですが、

お茶をずっと続けて感性が研ぎ澄まされるのか、

「こんなに幸せな境地になれるのか!!」

と、びっくりした著者の体験が。

 

        

 

雨の音にひたすら聴き入っていると、

突然、部屋が消えたような気がした。

私はどしゃぶりの中にいた。

雨を聴くうちに、やがて私が雨そのものになって、

先生の家の庭木に降っていた。

(「生きてる」ってこういうことだったのか!)

ザワザワッと鳥肌が立った。

 

『日日是好日』ーーー まえがきより

 

        

 

雨の音でも、水の音でも、

季節ごとに違う雨の音。

熱いお湯とぬるいお湯を注ぐときの音の違い。

目の前のそれだけに集中すると、

普段気付かないことに新鮮な発見があるんだそうです。

 

そう、

・・・だそうです。(笑)

 

この境地、死ぬまでに体験してみたいものです。

 

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