還暦コンブのひとりごと

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高齢ねこの旅立ち

2017-08-28 23:43:29 | 日々思うこと
享年23歳

猫としてはかなり長生きな方で(猫の20歳→人間の105歳)

自然に歳を重ねて、十分に本来の寿命をまっとうして

静かに静かに眠るように、家族に見守られながら旅立ちました。



下顎呼吸が緩やかに始まったあたりに「ああ、とうとう逝ってしまうんだな」

という思いと、心の準備はしていたはずなのに「ちょっと待って!!」という焦り。

ちょうどソファーの真ん中で、娘と私の間で横になっていたので、夫を呼んで

最後の看取りのタイミングを家族のそろう時間に合わせてくれたのも

勝手な想像だけどこの子なりの最後の配慮だったのかな?



家族全員が1日の大半仕事に出ているので、きっと死に目には会えないだろうなと

覚悟をしていたので、涙はあふれて止まらなかったけど一番よいお別れが出来たと思います。

24時間テレビでちょうどブルゾンちえみさんが夕方の限界を超えている頃・・・



前日まで大好きなカニカマやちゃおちゅーる(おやつ)を食べ、水を飲んでいたので

高齢ながら毛はつやつや。

箱に入れて祭壇を作ったけれど、普段寝ている姿となんら変わらず

もっともここに来るまでに時間をかけてやせ細ってきていたので

本当に自然な老衰だったのだなあと思います。



思えば23年前、私の強い説得に猫嫌い?の夫が折れるカタチで家族に迎えました。

同い年の娘とベビーベッドの上で一緒に育ち、年子の兄と3人兄弟本当に仲良しで

2回の引っ越しも一緒にして、ずっと家を守ってきてくれました。

来年の春に息子の結婚が決まり、家族が変化していくことを実感していた矢先でした。



今はただただ、寂しいです。

実家の猫を3匹も見送っているのに、やっぱり思い入れの深ささが違いますね。

夫も最後まで猫好きにはならなかったけれど💦それでもよく世話をしてくれて

昨日今日は一緒にいっぱい泣いてくれました。

娘はずっと箱に寝かせた猫を箱のまま膝に乗せてだっこしてくれていました。

仕事で火葬には立ち会えなかった息子も、小さな祭壇の前でたくさん話しかけてくれています。


本当に心優しい家族みんなに救われています。みんなに感謝です。

早く元気にならないといけませんね。

でも当分は一杯涙を流して、そのうちまたご縁のあるネコさんが

我が家を選んで来てくれると、そう信じています。






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