国際交流のススメ

舞台芸術・海外公演に関する情報をニューヨークから発信します。

パークアベニューの高層ビルの下にたたずむロボ・キティーちゃんって

2010年03月17日 | アメリカ徒然日記



真っ白なロボ・キティちゃんです。
うーん、やっぱりキティちゃんって可愛いよね。
まま世の中、様々なご意見はあるでしょう。
でもね、いいじゃないですか。キティちゃん。
どうなんだろ、日本発のキャラクターで海外浸透度No1じゃないですか?
まあ、やや古くなってきていますけどねえ。

ウィキによると、
「グッズは2009年時点で世界約70カ国で展開され、年間5万種類が販売されており、日本国外にもファンが存在する。著名人ではマイリー・サイラスやヒルトン姉妹やキャメロン・ディアス、マライア・キャリー、リサ・ローブ、ブリトニー・スピアーズ、クリスティーナ・アギレラ、レディー・ガガ、レオナ・ルイス等がキティファンとして知られる。レディー・ガガは、キティのリボンにちなんだヘアスタイルを披露した。」

ほんまかー?いやレディー・ガガの下りですよ。まあ、ほんまか。サモアリナンズ。だものね。


 


今回のキティ像ですが、パーク・アベニューにガーン!!と目立つところに展示されている訳ではありません。
写真のように、高層ビルの足元のパブリックスペースにひっそりと置かれています。
右写真のビルの足元、小さくロボ・キティちゃんの白い姿が見えますかね?
すぐ前の歩道まで行けば左写真ぐらい見えますが、通りの反対側や開口部から外れると見えません。
かなり見落とし安いロケーションにひっそりと鎮座ましましております。
これは商業目的なものではなくて、いわゆる“パブリックアート”なのです。





作者はトム・サックス(Tom Sachs)
このキティちゃんだけでは、いったいこれがアートなのか、サンリオの宣伝なのか分かりません。
まあ分からなくて良いんですけどね。
無垢で純真そうな“カワイイ”キャラのキティちゃんが、実は生き馬の目を抜く商業主義の成功の象徴という皮肉・・・。
みたいな解釈もあるのだろうけども。
バリバリのビジネスマンたちが行きかう商業ビルの真ん中に真っ白なキティちゃんロボがいる、
その違和感だけでも十分なのかも。



以下、キティちゃんトリビアです。

生年月日:1974年11月1日(日付は初代デザイナー、清水侑子の誕生日に由来。)
出身地:ロンドン郊外(え?帰国子女?)
身長:りんご5こ分(え?ちょっと小さすぎない?)
体重:りんご3こ分(にゃー?)
血液型:A型(にゃんこなのに?)
好きな食べ物:ママの作ったアップルパイ
家族:ミミィ(双子の妹)ジョージ(父・商社マン)メアリー(母・専業主婦、元ピアニスト)
     アンソニー(祖父、趣味は絵描き)そしてマーガレット(祖母、趣味は刺繍) 

は!そうなんだ!!
キティちゃんはイギリス人なのね!!
イギリス人たちはこの事実を知っているんだろうか?





さらにウィキから仕入れた上級者向けトリビアだす。

 初期のグッズに描かれたキティは体が横向きで座っているが、ラフスケッチの段階では正面向きのものもあった。
初代デザイナーの清水侑子が当時のアシスタントに正面向きと横向きのどちらがいいかを尋ねたところ、
横向きのほうがシンボリックでいいと返答したので、横向きを採用したという。

 キティがつけているリボンは、キティが生まれたときにママが双子を区別するため、キティの向かって右側の耳(左耳)と
ミミィの向かって左側の耳(右耳)にリボンをつけたのが最初という設定がある。

 ハローキティに口がないのは、「口がない」のではなく、見ている人と感情を共有できるように
あえて「描かない」とされているが、アニメではそういうわけにもいかないので、口がある
(口が描かれていないのに喋れるキャラクターはロボットのみである)。
ただし『ハローキティりんごの森のファンタジー』では口がない。

 キティにはダニエルが登場する以前にも、一時期ボーイフレンドが存在していた。
『いちご新聞』1980年1月1日号(115号)にて「恋人宣言」。ボーイフレンドの名前を読者公募したが、
その後サンリオキャラクターとして定着することはなく消えた存在になった。

男って悲しいね・・・
ぐっすん・・・