国際交流のススメ

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NYの地下鉄の面白広告って(1)

2010年03月01日 | アメリカ徒然日記



NYの地下鉄の車両にも広告が掲示されています。
なかなか国柄の出たユニークな物もあります。
そういう、日本人からすると「へ~」なものから、「おいおい・・・」と突っ込みを入れたくなるものまで。
見つけたときに、ランダムに紹介していきたいと思います。

今日はまずはその第1回目。
右のほうには、なにやらちょっとセクシーな写真も。
日本でもNYでも、こういう写真は大体相場が決まっています。
そう、ダイエットの広告です。
しかし、ちょっと面白いのがその方法です。
エステでもなければ、ダイエット食品でもない。
よく読んでみると・・・。





「Single Incision」そして「Weight Loss Surgery」と書いてあります。
にゃあああ!
「Single Incision」は1つの切開、つまり傷跡・切り目は1つ。
「Weight Loss Surgery」は体重軽減のための外科手術の意味!!
にゃあああああああ!
つまりは「簡単な手術で傷跡も最小限の体重軽減のための外科手術」の広告でした!
えー!通勤電車でこれみて、
「あ~、あたしも色んなダイエットしたけど、痩せられへんし、しんどいこと嫌やし、
スパっとこれで痩せよかな」とか思うってこと?

さらにその下にウェブアドレスが・・・
www.StopObesityForLife.com つまり・・・
“(より良い)人生のために肥満を止めようドットコム”
にゃあああああああ!!
究極のた、た、た、た、他力本願!!!
いえいえ、医学的な事情でそういう外科手術が必要な人もいるでしょう。
でも、この広告・・・どうみてもダイエットの1つのオプションとしてどう?
みたいな臭いがぷんぷんしませんか?



   
“どうだい俺!66.6kgも痩せてイケメンになっただろ?”  “タダーン!88kgも痩せてセクシーになったわよー!”


てな感じのこの広告。
保険適用で傷も目立たない!とうたっているけど・・・。
繰り返しですが、こういう外科手術が必要な人もいるでしょうけど、
この広告からは、どうにも安直感が否めませんよねえ。
食事を抜いておきながら、ポットチップスを食べてコークを飲む感覚というか、
電子レンジでお湯を沸かす感覚というか・・・。

このお気楽感といか安直さ、結果が同じなら手段は安直ストレートに行こう!な感覚って
アメリカ的で好ましい時も多いんですけどねえ。
ちょっとTPOがねえ・・・・
皆様、どう思われますか?