ツチノコで頭がいっぱい

幼児期に目撃したツチノコにより、その存在を確信。35年間ツチノコ捕獲に情熱を注ぎ、今までに4度の目撃体験あり!。

―― ツチノコは卵を産むか? ――

2007-11-26 17:24:29 | Weblog
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 30年も前の話なので些か旧聞の類に属するがお許し願いたい。
 当時、俳優業をしていた私は共演者の誰彼構わずツチノコについて語っていた。たまたまTBSの木曜座にレギュラー出演している時、ご一緒したHBさん(金八先生等に出演。現在70代)が、私のツチノコ話に食いついてきて、ツチノコは大人しく可愛い生き物だと言いだした。このHBさんが体験した信じ難い話は以下のとおりである。

 HBさんが仕事で兵庫県宝塚近辺へロケに行った。春先のポカポカした日だったという。撮影の待ち時間が長かったこともあって、HBさんは暇潰しに現場近くの草むらで植物の観察をすることにした。今を盛りと咲き乱れる春の花々を眺めていると、草むらの合間にキラキラ光るものがある。不思議に思って近づいて目を凝らすと、太く短い手足の無い生き物がタマムシ色の光沢を放っているではないか。
 世にも奇妙な光を放つこの生物の正体を確かめようと、屈み込んだHBさんは指呼の距離から観察を始めたそうだ。長さは30cmに満たないが太さは10cmほど有って、タマムシのように光り輝く身体には大きめの鱗がビッシリと並んでいたという。頭部は普通のヘビより大きく、頭の大きさに比例して大きな目をしていたそうだ。この大きな目がキョロキョロ動くのが可愛らしく思えたHBさんは、きっと無害で大人しい生き物だろうと思うと、無謀にも両手で掬いあげるように持ち上げたのだ。
 その生物は思った以上に重たかったが、嫌がりもせずジッとしていたという。暫く手の上に乗せて観察していると、遠くで自分の名を呼ぶスタッフの声がする。出番が回ってきたのだ。そこでHBさんはこの生物をどうすべきか思案したそうだ。手足が無ければどう考えてもヘビである。共演している女優さんたちが怖がるのではないか、今は大人しくしているが急に暴れ出して誰かが咬まれないとも限らない。HBさんはあれこれ思案した揚句、その生き物を足元に下ろして現場へと立去ったのだった。
 それから数年が経ち、マスコミによるツチノコ報道が頻繁になってからツチノコだったと知ったHBさんは、改めて後悔したそうだ。

 この体験談は当ブログの「捕獲されたツチノコ PART Ⅲ」で書いた大友康二氏の例とよく似ている。他人への迷惑を考慮して一旦は手掴みしたツチノコを手放すというのは、なかなかできる事ではない。まして懸賞金の懸かっている現在では有り得ない事である。このお二人のどちらかが利己主義の方だったなら、ツチノコはとうの昔に認知されていたかも知れないのだ。そう思うと残念でならない。
 ところで、HBさんの体験に出て来たツチノコがタマムシ色に輝いていたというが、実はこれと似た輝きを持ったツチノコを目撃した人は他にもいるのである。その目撃者たちが語った比喩を引用すると「雄キジのような青緑色をしていた」、「青黒く光っていた」等というもので、私が目撃した4回のうち2回は黒光りしていた事も、光沢という特徴では似ていると思う。
 では、なぜ光沢が有るのか。そう突っ込まれると明確に答える事はできないが、凡その回答は出来なくもない。それは、土中や樹木の洞を生活根拠地とする生物の中に黒色系で光沢を放つものがいる、という漠然とした回答である。例えば「モグラ」や「クワガタムシ」等がそうである。また、それとは別に「ドバミミズ」等は、身体の一部が光沢を放っている。その他、鳥類には光沢の有るものが多いし、蛇族にも結構いるようだ。だからという訳ではないが、ツチノコが光沢を放っていても何の不思議もないように思うのだ。多分、生活環境によるものだと思えるのだが……。

■ またまたTVです ■ 
 まだ企画の最終段階らしいのですが、関西テレビ系の関西ローカルで、来年の1月から毎週月曜日24:35~30分間、大槻ケンジ氏と高野秀行氏がオカルトについて語り合うと言った内容の番組。その2話目でツチノコを特集するというものだ。
 それにしても、どうしてこの頃になってツチノコが取り沙汰されるのか不思議である。もしかしたら来年あたりにツチノコが捕獲される前兆なのではないだろうか。そう信じて…来年は頑張るぞ!


▲▼ ツチノコは卵を産むか? ▼▲
 
 ツチノコを爬虫類と考えた場合、その繁殖生態が「胎生」か、或いは「卵生」の2パターンであるから確実にこのどちらかに該当するはずである。尚、昔は体内で卵を孵化させて出産するものを「卵胎生」と言っていたが、近年は「胎生」という言い方で良いらしい。以下にその説明文を掲げたのでご照覧下さい。

 『爬虫類ではトカゲやヘビにおいて、卵生から胎生まで、さまざまな子どもの産み方があり、かつては中間的なパターンを総称して卵胎生と言っていました(カメとワニはすべて卵生です)。しかし、サメ類と同様、近年は卵胎生という言い方はしません。いわゆる卵胎生と一口に言っても、体内で卵を形成する際に卵殻を形成しない場合もあります。また、卵殻を形成して、体内でかなり発生を進めてから産卵し、産卵直後に卵が孵るという場合もあります。』
 
 ツチノコが「胎生」もしくは「卵生」なのか、この二つのどちらかという事になる。しかし、ツチノコの出産シーンを目撃した者は皆無である。しかも卵の殻を見つけた者もいない。そうなると推測で話を進める事しか出来ない事になる。
 正直な話、ツチノコの生態に関する事は研究者側の推測が殆どである。中にはツチノコに餌付けしていた者や懐に抱いて養っていた老婆はいても、この人たちですらその不可思議な生態の全てを掌握している訳ではない。それ故、ツチノコの「卵生」か「胎生」かという問題は始末に終えないのである。
 日本国内の蛇族を見回してみると、マムシは「胎生」である。普通の蛇は「卵生」であるから、これは蛇族の中でも珍しいパターンと言えなくもない。だが、国内限定で見るから珍しいのであって、海外では「胎生」の蛇は数多く存在している。
 そこで、ツチノコを「ヘビ」と考えずに「トカゲ」だと考えた場合はどうであろうか。やはりトカゲにも「卵生」と「胎生」の2パターンが有り決定打は得られないのである。
 こうなると、卵が先かニワトリが先かと言った、難しい話になってしまいそうなので、独断と偏見に満ちた私の考えを述べてみたい。ズバリ言って、ツチノコは「胎生」である。根拠は「胎生」の爬虫類全般を調べてみて、ツチノコと特徴が似通っているものの多くがその繁殖生態に「胎生」をとっているからである。
 当然、異論をお持ちの方は多々いらっしゃることでしょうが、いずれにしてもツチノコの雌を捕獲してその生態を徹底研究しない事には、明らかな答えは得られないのである。

 ということで、また次回をお楽しみに!

■ お知らせ ■

ツチノコのDVDが付録にセットされた「未知動物の特集本」が発売されます。発売は2月10日頃で、全国の「セブンイレブン」で4万部の限定販売です。その中で私の談話や山形で撮影された「死骸写真」も登場しますのでお楽しみに!

※ツチノコに関する御意見をお待ちしております。できればブログへのコメントでなく、下記のメルアドへお願い致します。

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