そこで「不況業種を元気にする法シリーズ」として小生のコンサル体験から業種業態毎に一般に語られていない再生のポイントを掲載したいと思います。第一回目の今日は「郊外ファミリーレストランチェーン」を元気に再生する方法です。
ファミレス最大手の「すかいらーく」がブランドを低価格の「ガスト」に移行したことが裏目に出て極端な不振になり「自ら上場を廃止して再上場を目指す」と発表し、大手ファンドの後押しで再生プランを実施しながらも思うように行っていないように郊外レストランチェーンは若者の自動車離れや少子化によるファミリー人数の減少に昨今のガソリン値上がり等の逆風に、もうピークを過ぎた縮小するマーケットと諦めがちの見方が目立ちますが、そんなことはありません!
*先ず、現状の把握は次の通り。
<低価格化や不採算店舗の閉鎖&リストラでは解決しない!>
①ターゲットのヤングファミリー層が少子化で減少し、家族で食事の余裕がなくなっている。
②若者の車離れで住宅近隣の駅周辺立地のレストランを「ぐるなび」で探して利用する方にシフトしている。
③わざわざ高いガソリン代を払ってまで利用する価値が無いという風潮がある。
*そこで小生が考える再生へのポイントは次の通り。
<A案:百円ショップコーナーの導入>
稼働率の減少で空いたスペースに百円ショップコーナーに改造し、大手100円ショップ企業とのタイアップで売上アップと飲食への誘導で客数アップを実現する。
<B案:宅配品の集配センター化>
郵便局は17時まで、コンビニは集荷のみ、ファミレスなら集荷に加えて軽量品の引き取り保管も可能!提携先は宅配業者はもちろん書籍通販、クリーニング、一般通販等が有力だが対象は柔軟に検討し一般物流保険の範囲内とする。原則深夜まで車で引き取りに来れる便利さを提供し、周辺住民へのサービス機能として確立する。
詳細は小生のHP(http://it-dream.biz)の「TOPページ」→「オリジナル提案」→「不況業種20の経営革新手法」をご参照下さい。