能登半島

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はくさん

2010-04-16 | 風景
金沢港に停泊中の海上保安庁の巡視船"はくさん"
高速高機能大型巡視船で、1000トン型(PL型)に分類されます。



この日は近くの埠頭に伏木海上保安部(富山県)所属の巡視船"PL115 のと"も接岸されていて、新旧巡視船をいっぺんに見ることができました。



"はくさん"は不審船に対応するために配備がすすめられた高速高機能大型巡視船あそ型巡視船のうちの1隻です。



"PL43 はくさん"は 第九管区海上保安本部 金沢海上保安部に2006年4月に配備されています。



あそ型巡視船は2001年に発生した九州南西海域工作船事件で沈没した工作船の船内から発見されたRPG-7・携帯型対空ミサイル・重機関銃などを考慮し、これらを上回る射程を確保できる射撃管制装置(FCS)付き40mm機関砲を搭載し、30ノットを超える高速航行が可能な高速船として設計され、船体は機関銃程度の攻撃からの防弾性を持っています。



射撃管制装置(FCS)付きボフォース 40mm機関砲

長射程の大口径機関砲を装備するあそ型巡視船・ひだ型巡視船などの高速高機能大型巡視船は「機動船隊」を臨時に編成して工作船に対処するようになっていて、日本海側に2個船隊、東シナ海方面に1個船隊が編成されています。



ウォータージェット推進機×4基を装備し30ノット以上の速力を出すことが可能です。
(動力はディーゼルエンジン)



"はくさん"諸元

総トン数770トン
全長 77.0m
全幅 10.0m
深さ 6.0m
ウォータージェット推進機×4基(ディーゼルエンジン×4基)
速力 30ノット以上
乗員 30人
兵装/ボフォース 40mm機関砲×1門



海上保安庁は軍隊でないことが法律で明言されていて、巡視船は軍艦ではありません。
白い船体からは護衛艦(海上自衛隊)のような物々しさは感じられませんね。

海上保安庁では昭和50年頃までは巡視船が軍事用ではないことを示すためように最高速力を20ノット以下に制限していたため高速巡視船を保有することができず、不審船などの追跡は能力的に不可能だったそうです。
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