はしもと紀子の風だより

はしもと紀子の今日の出来事をお伝えします

12月14日(木)

2006年12月13日 | Weblog
 本日、政府・与党は、参議院「教育基本法に関する特別委員会」で、教育基本法「政府法案」を強行採決しました。憲法に準じる重要な法律の「改正案」を十分な審議を尽くさず、強行採決したことはあまりにも残念です。
 教育基本法は、「教育の憲法」として、すべての教育法規の方向性を定めている重要な法律で、時間をかけて慎重に審議をすべきであり、国民的合意形成が何よりも重要です。多くの国民は、「今の国会にこだわらず、十分な時間をかけて審議をつくすべき」と慎重審議を求めていました。
 国民の意見を聞く場であるタウンミーティングでは、「やらせ質問」が発覚し、問題の原因と責任も明らかにされていません。今後、十分な検証を行い責任を明らかにすべきです。国民の理解が得られたという前提がくずれた中で、数の力で強行採決をしたことは暴挙といわざるを得ません。
 受験競争の激化、学力偏重の圧力の中、教育基本法の理念である「個人の尊厳」は生かされず、子どもたちの人権・ゆたかな学びが保障されてきませんでした。また、教育条件整備も十分に行われることがないまま、子どもたちの教育格差は拡大しています。
 教育基本法「改正」によって、いじめによる自死など子どもたちをめぐる諸課題は解決するのかという国民の疑問にも応えていません。教育制度や教育政策の検証を十分に行うことなく、教育基本法を変えても問題は解決しないと思います。
 

12月13日(水)

2006年12月13日 | Weblog
 今日は、朝から雨模様で、久々に家事とたまっていた郵便物とメールの返信で時間が過ぎていきました。つくづく思うのは、国会議員や府議会議員さんには事務所や秘書さんや事務局員さんや運転手さんがいらっしゃいますが、市議会議員は全く個人企業なので全部を自分でこなさなければならないため結構、事務処理に時間を費やします。(たいへんです)
 
 で、朝、久しぶりに、超!元気な声の電話が入りました。声の主は松井カンコさん(9月8日のブログで紹介)。大阪、いいえ関西で映画といえばこの人の名前が付いて回るというカンコさんから、「今日、高槻に行くけど会えるかなあ」。モチロン、万難を排してもカンコさんにはお会いしたいですう。目的は「ダーウィンの悪夢」の宣伝でした。2006年アカデミー賞にノミネートされた作品の試写会に来てね、というお誘いでした。

 午後3時30分から、高槻市役所6階大集会室で「いじめをなくそう子ども会議」が開催されました。主催は高槻市教育委員会、共催は高槻市立小学校長会。高槻市内41校に呼びかけた緊急会議に市内2万人の児童を代表して、各小学校から120人が参加しました。一瀬教育長から「皆さんを信頼してお話しますので、しっかり聞いてください」との冒頭の挨拶で、いじめをする人に憤りを感じます。いじめは一人のちからではなくならない。12月13日がいじめゼロのスタートとなりますように、と心をこめた挨拶がありました。
 わたしは文教市民委員会から市民代表の市議会議員として「議会も皆さんを応援します」と挨拶をさせていただきました。各校の代表から、それぞれの名前と意見や学校での取り組みが発表され、若松小学校児童会からパワーポイントで、児童会のとりくみが紹介されました。その後、宣言文(案)を三箇牧小学校の、にしじまみのりさんから読み上げて提案され、採択されました。

                宣言文
  
 「いじめ」は、私たちから生きる力をうばう心と体への暴力です。私たちは「いじめ」をしないし、許しません。みんなが安心して楽しく生活できるために、次のことを守ります。

《3つの勇気》

・勇気をだして、「やめて」と言います。
・勇気をだして、「やめよう」と言います。
・勇気をだして、「味方だよ」と言います。

平成18年12月13日
いじめをなくそう子ども会議

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 わたしがファンの衆議院議員(京都・宇治)の「やまのい和則」さんのメールマガジン「軽老の国」から「敬老の国」へ、が配信されてきます。山の井さんには厚労省と文科省のパイロットプランで宇治の小学校の空き教室を高齢者のデイサービスに活用する事業をご案内いただいた経験があります。今日の記事を是非ご紹介したいと思います。  
    
 
 安倍政権の支持率が低下しています。国会にいると痛感しますが、そもそも拉致問題と憲法改正以外、あまり政治や社会に関心が安倍総理はないのではないでしょうか。少なくとも社会保障や格差社会、国民の暮らしにはあまり、安倍総理は関心ないのではないでしょうか?もっと言えば、日本の一般庶民の生活がどんな現状であるか ということもあまり実感としてご理解されていないのではないでしょうか?総理の問題意識が無い以上、支持率の回復は難しいように思います。