本日、政府・与党は、参議院「教育基本法に関する特別委員会」で、教育基本法「政府法案」を強行採決しました。憲法に準じる重要な法律の「改正案」を十分な審議を尽くさず、強行採決したことはあまりにも残念です。
教育基本法は、「教育の憲法」として、すべての教育法規の方向性を定めている重要な法律で、時間をかけて慎重に審議をすべきであり、国民的合意形成が何よりも重要です。多くの国民は、「今の国会にこだわらず、十分な時間をかけて審議をつくすべき」と慎重審議を求めていました。
国民の意見を聞く場であるタウンミーティングでは、「やらせ質問」が発覚し、問題の原因と責任も明らかにされていません。今後、十分な検証を行い責任を明らかにすべきです。国民の理解が得られたという前提がくずれた中で、数の力で強行採決をしたことは暴挙といわざるを得ません。
受験競争の激化、学力偏重の圧力の中、教育基本法の理念である「個人の尊厳」は生かされず、子どもたちの人権・ゆたかな学びが保障されてきませんでした。また、教育条件整備も十分に行われることがないまま、子どもたちの教育格差は拡大しています。
教育基本法「改正」によって、いじめによる自死など子どもたちをめぐる諸課題は解決するのかという国民の疑問にも応えていません。教育制度や教育政策の検証を十分に行うことなく、教育基本法を変えても問題は解決しないと思います。
教育基本法は、「教育の憲法」として、すべての教育法規の方向性を定めている重要な法律で、時間をかけて慎重に審議をすべきであり、国民的合意形成が何よりも重要です。多くの国民は、「今の国会にこだわらず、十分な時間をかけて審議をつくすべき」と慎重審議を求めていました。
国民の意見を聞く場であるタウンミーティングでは、「やらせ質問」が発覚し、問題の原因と責任も明らかにされていません。今後、十分な検証を行い責任を明らかにすべきです。国民の理解が得られたという前提がくずれた中で、数の力で強行採決をしたことは暴挙といわざるを得ません。
受験競争の激化、学力偏重の圧力の中、教育基本法の理念である「個人の尊厳」は生かされず、子どもたちの人権・ゆたかな学びが保障されてきませんでした。また、教育条件整備も十分に行われることがないまま、子どもたちの教育格差は拡大しています。
教育基本法「改正」によって、いじめによる自死など子どもたちをめぐる諸課題は解決するのかという国民の疑問にも応えていません。教育制度や教育政策の検証を十分に行うことなく、教育基本法を変えても問題は解決しないと思います。