この一か月可能な限り予定もキャンセルして
茶事(もどきだけれど)の準備に没頭してきた
お茶は「茶事」のための稽古
茶事を自分の修行だと心得てほぼ毎年催してきたが
ここ3年怠けてきた
そろそろ茶事を催すエネルギーも体力も限界で
思い切って今日サエさんたちを招いた
お稽古をするからには茶事を経験させてあげなくては
指導者とは言えないと思うから
ところが
3年前とは大違い
体力も能力も退化している
あちこち失敗だらけ
サエさんたち
おもてなしを一生懸命だという
心を分かってくださったかしら
美味しいお茶を飲んでいただくための
道具の組み立て
抹茶・菓子 懐石の献立 材料集め
楽しみの1っか月だったね
茶事の愉しみは
亭主7分に客3分
広間 軸 「薫風来自南」
信雄叔父作花入れに「しらゆきけし」
本席 「百花為誰開」
備前細掛け花入れに 「うつぎ・白椿」
ありがたいことにYUUが午後出勤で半日手伝ってくれた
献立の写真を撮る余裕はなかったけれど
YOUくんが食器を洗って並べてくれている様子
これから半月近く並べて干して箱に納めてやっと茶事完了
YOUくんとYUUの協力なしには今日の茶事は成立できない
感謝 感謝
正午の案内で
懐石の献立
向付 ひらめのこぶ締め・ちしゃ・十六島海苔・わさび
汁 白みそ仕立て 生椎茸・生花麩・溶きがらし
煮物椀 筍真薯・車海老・菊菜・木の芽
焼物 鰆味噌漬け・土筆酢漬け
強肴 炊き合せ 土筆揚げ煮・山蕗・生湯葉・木の芽
和え物 こごみ胡麻和え・松の実
イタドリ炒め
吸い物 梅肉・桜はなびら二片
八寸 海 ふぐ燻製
山 空豆塩茹で
漬物 沢庵・水茄子・安芸紫
主菓子 ヨモギ饅頭
干菓子 夏ミカンの皮の砂糖煮・土筆砂糖煮・麦落雁
振り出しに 菜果糖
濃茶 若松の昔 一保堂
薄茶 縁の白
薄茶