ノッピキの読書ノート

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扉の向こうに何があるか?
本の扉を開くたびに、ワクワクします。

未来食

2006年04月11日 | 健康と食事

私もそうでしたが、病気は突然不運な人を襲う避けられない不幸だと思っている人がほとんどだと思います。ところが病気の多くは日々の生活、とりわけ食生活のゆがみが作り出すものだったのです。
(「 未来食」あとがき より)

大谷ゆみこさん提唱の「未来食」は、スケールが大きい。
生理学から見た健康指標「血液のアルカリ度」を横軸に、最先端の物理学が証明する東洋の健康指標「陰と陽」を縦軸に、食と健康の関係を解きほぐし、食物生産と地球環境の関係にまで、広げる。
「マクロビオティック」の主張と多くの点で共通しているが、雑穀の効用を重視している点が違っている。
ほんの少し前まで身近な存在だったアワ・キビ・ヒエなどの雑穀が、如何に素晴らしい食品であるか、再認識させられる。また、雑穀を従来の利用法と違った、全く新しい食品として、様々な試みをしていることが、すごい、と思う。その一つに動物性食品の代替としての利用法があるが、動物食品に似た味と食感を作り上げる事に成功している。
未来食―環境汚染時代をおいしく生き抜く

メタブレーン

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