南アフリカ由来の変異株オミクロン株に警戒－感染者1日までに国内で2例確認

国内の新たな感染者は121人、感染者の累計は172万7794人
国内では1日、13日連続で200人を下回る121人の感染が確認されました。
これで国内の感染者は172万7082人、クルーズ船乗船者を含む感染者の累計は172万7794人になりました。
また、新たに確認された死亡者は1人で、累計は1万8374です。
厚労省の発表によると重傷患者は2人増えて43人でした。

都内の新たな感染者は21人、感染者の累計38万2196人
東京都では1日、21人の感染が確認されました。
これで都内の感染者の累計は38万2196人になりました。
このうち、10歳未満から30代は10人で全体のおよそ48%、重症化リスクが高い65歳以上の高齢者は2人で全体のおよそ9.5%でした。
1日までの7日間平均は17.3人で、前週比121.0%と14日続けて減少しましたが一転増加に転じました。
都の基準で集計した重症者は2人減って4人でした。
なお、新たに確認された死亡者は1人で、累計は3167人です。 

新規感染者数の動向 

患者と死亡者の動向 

国内事例・空港検疫の合計

都道府県の感染者数 

南アフリカ由来のオミクロン株、国内でも2例確認
南アフリカなどで確認された新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」の感染が急拡大しています。
これまでに、国内はじめ米国・英国・ドイツ・イタリア・オランダ・デンマーク・ベルギー・カナダ・イスラエル・オーストラリア・香港など26の国と地域で新たに感染者が確認され、1日には国内2例目の感染者確認されました。

政府は、11月30日から全世界から外国人の入国を停止しました。 

1月中旬に第6波のピークが－ AIが予測
新型コロナウイルスの今後の感染状況について、内閣官房の「COVID-19AI・シミュレーションプロジェクト」に参加する名古屋工業大学の平田晃正教授は、人工知能＝AIによる分析の結果、12月から再拡大し、来年1月中旬ごろに第6波のピークを迎えると予測し警戒を呼びかけています。

加齢とともに抗体値が低下し感染しやすくなる
ワクチン接種後の抗体値は2回目の接種から3か月後に平均で4分の1程度に低下し感染しやすくなります。とりわけ高齢者の抗体値は1割以下になるケースがあり、感染防止効果が薄れるので注意が必要です。
厚生労働省の予防接種・ワクチン分科会は、3回目の追加接種を2回目接種から8か月経過後とし12月から希望者全員を対象に行うことで一致したとのことです。 

世界の感染者2億6329万人超え、死亡者は522万人超え
アメリカのジョンズ・ホプキンス大学のまとめによりますと、世界全体の新型コロナウイルスの感染者の数は日本時間2日5時22分の時点で2億6329万1750人となりました。
また、死亡者は522万1566人となりました。

主な国・地域の感染者数