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ふぇみん大阪新年会

2009年02月02日 | 活動
日程が前後しますが、1月25日(日)PLP会館で、ふぇみん大阪の新年会が開かれました。
新年会といっても、お弁当などを食べながら、各支部の取り組み紹介などをして、学習会が例年行われています。
今年は、映画「Women in Struggleー目線ー」上映、そして岡真理さん(京大准教授)の講演でした。
「ウィメン・イン・ストラグル」という映画は、政治犯としてかつて収監されたことのあるパレスチナ人女性たちが、イスラエルの牢に囚われていた年月における自らの闘いについて語るとともに、それが彼女たちの現在の生活や未来への目線にいかなる影を落としているかを探っています。
昨年末からイスラエルによるパレスチナ自治区ガザ地区に攻撃が繰り返され、一応現時点では停戦とのことであるけれど、パレスチナ人1300人が殺され、その1/3が子どもたちです、そんな現実が起こる前から、この映画上映は予定されていたそうです。
で、パレスチナ問題にとりくむ岡真理さんが講演にも来ていただけたそうです。
イスラエルとパレスチナの関係は、宗教戦争という感覚でいましたが、
岡さんの説明で、次のことがわかりました。
1967年以来、ガザ地区は、ヨルダン川西岸とともにイスラエルの軍事占領下に置かれます。3年前から、ガザ地区は全体が壁に囲まれ、唯一の出入り口はイスラエルに管理されています。自治政府の評議会選挙でハマースが勝利すると、イスラエルによるガザ封鎖はさらに強化されました。「テロ組織」を代表に選んだ住民への集団懲罰であったわけです。人々場ガザを出ることも入ることも許されず、ライフラインはすべてイスラエルにコントロールされ、最低限しか供給されない状況でした。『生かさず、殺さず』という状況。その上での、イスラエルによるガザ地区への攻撃。これを人道に対する罪といわずになんと言えばよいのでしょうか。ハマースのロケット弾攻撃に反撃したといわれていますが、占領側の暴力と被占領側の暴力は等価ではないはず…
私たちは、ガザ殺戮に『NO!』というべきであるし、封鎖と占領による尊厳の破壊こそが問題の根源であることも知らなければなりません。そして、なぜパレスチナで40年間も占領が続いているのか問うていくことが重要であることも知りました。
パレスチナ問題をこれからもしっかり注視し問うていきましょう!人が人として尊厳を持って生きていくことができるように…

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