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格差社会から見える子どもたち

2009年02月05日 | 活動

「格差社会から見える子どもたち」というタイトルで、大阪府子ども家庭サポーター 2008年度フォローアップ研修3回目が開かれました。
講師は、伊藤悠子さん(NPO子育て運動えん 理事・太融寺谷口医院看護師・相談員)でした。私は存じ上げなかったのですが、伊藤悠子さんというお名前でサポーターではなく、講座に来られた方もおられました。
はっきりしたものの言い方で、芦原病院に勤めていたころからの経験を含め、・虐待と貧困 ・虐待の問題解決に不可欠な公衆衛生の視点 ・第二次防止の取り組み(10代の性) ・第3次防止の取り組み(産みたい10代たち) ・第1次防止の取り組み(いのちの教育、性教育の可能性) などについて述べられました。
日本の貧困化はすすんでいて、先進国の中でアメリカに次いで第2位の貧困率14.3%で7人に一人の子どもが飢えている状況です。3日に一人の子どもが虐待死していて、虐待のかげにDV有りともいわれています。
伊藤さんは、「格差の渦中にある子どもの生きた知恵に学ぶ」「子育て・子育ち支援のためのフレームワークを持つ」ということを共有しながらすすめていくことを話されていました。
「希望はその人の中にある」ということで、エンパワメント(本来その人が持っている力を引き出すこと)とレジリアンシー(抑圧に対する回復力)両方を子どもたちは持っていて、格差の最底辺にいる人たち(子どもたち)に強さがあり、子どもの自立こそが支援となるということでした。「自分なんて生きている価値がないと思っている子ども」にこそ性教育が必要であるということ、学校現場に必要なことばかりでした。
是非、教職員の方にも聴いていただきたいと思いました。


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