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6月8日

2013年06月09日 | 活動

6月8日(土)

平和憲法枚方市民の会 総会 講演会 が開催されました。
第8回目になります。
今ほど、憲法の最大の危機的な状況はありません。
何といっても、憲法をいつでも変えることができるように、憲法改正の発議要項の96条をまず変えてしまおうとしているのですから…
本当に変える必要があるのなら、変える条項についてしっかりと国民的論議をすればいいのです。
時の政権が変えやすいようにすることではありません!!

「日本の政治とポピュリズムー憲法96条改訂の危険性」と題して、立命館大学法学部教授 村上弘さんが講演されました。
民主主義の発展の歴史を簡単に説明され、民主主義は複雑で崩壊することもあり、ポピュリズムは、健全な民主主義が持つべき重要な要素を否定するもの。

今の自民党の政治理念は、平和と多元的民主主義を嫌う超右派となっている。
また、最近の日本は「現状か変化か」という選択肢が流行り、「変化=善」を主張。
どちらに変えるかが問題であり、悪い方に変えるくらいなら変えない方がまし、ということです。
ポピュリズムに対応するには、理由を明確に述べていくことが重要である、と述べられました。
もちろん、96条改訂についても、7つの論点から述べられ、最終、96条改正は不要かつ不適切であると述べられました。各政党の「理念」をよく反映するテーマとなるので、日本の将来を誤らないよう、最大の争点として、国民やマスコミも最大の関心を持つべきだ、と締めくくられました。

村上先生は、「大阪都構想」を「大阪市・堺市廃止分割構想」と呼び、反対されています。
たくさん資料をいただいたので、ゆっくりと読むつもりです。


橋下市長の「慰安婦」・性暴力発言を許さず辞任を求める集会 にも18時半から参加しました。
基調講演は、高里鈴代さん(軍隊を許さない行動する女たちの会共同代表・強姦救援センター沖縄(REICO)代表)
沖縄に日本軍慰安所が144カ所なぜ設置されたか、戦後68年米軍による女性、子どもへの暴力、性犯罪の変遷を詳細に話され、橋下市長の沖縄に対して上から目線で同情しているような発言ではなく、基本、暴力装置としての軍隊を絶対に無くすべきであることを強調すべき!!だと、現実に直面されてきた性暴力に対する強い憤りに共感していました。
大阪の男女共同参画施策をすすめる会
日本軍「慰安婦」問題・関西ネットワーク
ミリネ(朝鮮人従軍慰安婦問題を考える会)
性暴力救援センター・大阪(SACHICO)
ウィメンズセンター大阪
性暴力を許さない女の会   
6団体の代表が、活動報告とともに、橋下発言についての思いを熱く述べられました。
最後に、橋下市長の「慰安婦」・性暴力発言を決して許さず、あくまでも辞任を求める集会アピール文を参加者全員で採択しました。
10日(月)大阪市役所に行き、手渡されます。
とりあえず6月いっぱいは、毎月曜の夕方に大阪市役所前で行動されるとのことです。
様々な団体の活動を知り、そして性暴力に対する怒り、女性の人権が踏みにじられている状況に対する憤り 等々共有する場と時間が持てたことが、さらなるエネルギーになりました。

2つに共通するのは、これからどんな方向にこの国は向かうのか、
NO! をはっきりとさせるのは「今でしょ!」てことです。


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