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6月2日

2013年06月03日 | 活動

6月2日(日) 
枚方ふれあいフェスティバル に少しだけ参加しました。
色々な作業所のクッキーやケーキなどを買って、焼きそばをお昼ごはんにして…
ステージはちょうど休憩中でしたが…
雨が降らなくてよかったですね。

午後からは、ドーンセンターに、高齢社会をよくする女性の会・大阪 発会20周年記念講演会に。
上野千鶴子さんを講師に迎え、記念講演「在宅ひとり死のススメ」
介護保険に関わって、具体的に在宅介護の重要性、そして在宅で死ぬことを選ぶには・・・を話されました。
もともと介護保険は、家族介護負担の軽減、在宅支援 を目的にできたはず…しかし、施設に入れてしまっているのが現実。
脱施設化 を障害者運動に学び、要介護高齢者の当事者運動を!! と勧められています。
在宅を介護の場へ 住宅インフラの活用、単身世帯が前提、暮らし(食事・排せつ・入浴)を支えるサービスがあれば大丈夫。配食・デイサービス・入浴・巡回介護
在宅看取りの条件 日本は、病院信仰が強いが、本人の意思、家族の同意があれば…。そして、在宅の方が、病院よりも医療報酬が低い、ということも。
在宅ひとり死は・・・ ひとり死≠孤独死  在宅介護≠家族介護 ということを確認。
在宅ひとりの条件は・・・介護・医療資源 24時間対応の訪問介護・看護・医療 があれば・・・
そこで、地方や、山間部や、都心で地域訪問診療をされている方の紹介をされました。
在宅看取りのメリット・・・本人及び家族の満足度が高い  終末期の過剰医療抑制 等述べられ、
トータル・ライフ・マネージメントの必要性を強調されました。そのためには、社会保障をおひとり様仕様に! ということで、世帯単位性から個人単位性へ を絶対にしなければなりませんね。
日本は、あらゆることを家族単位で対応し、個人単位ではありません。やっぱり個人ですよね。

日本の国民負担率はOECD諸国では、アメリカについで最低、だそうです。
今よりも安心な保障のためには、今よりも重い負担に応じてもよいか、という問いにイエスと60%が応えています。でも、消費税増税には多くの人が反対しました。それは、政府への信頼が著しく低いからです。
前の前の政権の時、みんなから集めた年金のお金を流用しました。これは政府による横領です。
昨年(前の政権時)、増税分を全額社会保障に使うということで消費税の増税が決められました。
しかし、政権が変わり、現政権は、建設国債の償還に使うと言っています。
国土をコンクリートにする政権を私たちは、昨年末に選んでしまいました。
とにかく、この4年間では、介護保険制度がいい方向には絶対に進まないでしょう。
参議院選挙後ではどうなるのでしょうか。もっとひどいことになるのでしょうか、と。
そして、上野さんが現在理事長を務めている「ウィメンズ・アクション・ネットワーク」、橋下府知事がドーンセンターを壊すといったので、反対運動をすすめた人たちが中心になって立ち上げたものです。
多くの人とウィメンズ・アクション・ネットワークでつながっていきたいと締めくくられました。

久しぶりの上野千鶴子さんの講演、聴いていてとても心地よさを感じました。上野さん自身がとってもかっこいいのです。個人単位の、社会を!! 一人で死ぬことは孤独死ではないこと…など。
共感することばかりで、パワーももらいました。
介護保険制度をよりよいものへ…を中心に高齢社会をよくする女性の会・大阪は、活動されています。 これからも様々な課題を解決していくために、私自身も多くを学び、行動していきたいです。


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