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映画「光州5・18」

2008年05月29日 | 雑記
映画「光州5・18」を観ました。
1980年5月18日、韓国・光州市、平和なこの町に住む市民の前に、突然悲劇は訪れた。
という風に始まる映画です。両親を早く失くしたタクシー運転手の青年ミヌと高校生の弟ジヌを軸に、父親とふたり暮らしの看護師のシネと想いを寄せるミヌとの関係など、ごく普通の日常生活に、大学を封鎖するための軍隊が光州市にやってきます。
韓国軍と民主化を求める学生との間に武力衝突が起こり、町全体が戦禍に巻き込まれていくわけです。そして軍の銃弾に弟ジヌは殺されてしまいます。
多数の死傷者を出したわけですが、マスメディアの情報操作によって、正確には伝えられなかったそうです。また軍による道路の遮断などで、光州市は孤立させられてしまいます。
軍隊による市民への暴力シーンは、本当に凄まじいものです。済州島の4・3事件もこんな風に住民の虐殺が行われていったんだろうな、と思ってしまいました。
朝鮮の歴史は、日本の侵略から、朝鮮戦争、そして、軍事政権へと、たくさんの人々の犠牲があるんだ、ということをあらためて知ることとなりました。
ただ、いえる事は、軍隊なんていらない!暴力からは何も生まれてこない!ですね・・・





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