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教育改革フォーラム

2007年11月30日 | 活動
11月29日(木)北河内地区教組主催 2007教育改革フォーラムがメセナひらかたで開催されました。
教育評論家 尾木 直樹さんを迎え、「教育再生を考える~『競争』より『共創』の教育改革を」という講演を時間をオーバーしてまで、話していただきました。

内容は、フィンランドの教育の紹介をしていただきながら、今の日本が抱えている教育の問題点を中心に多岐にわたり勢いよく話していただきました。

安倍政権の時は、ほとんどTV番組から干されていた状況だったそうです。
それが、7月29日以降復活することができ、今では、本当によく教育に関する番組でお見かけすることが多くなりました。歴史はすごいですね…とおっしゃっていましたが、やはり政治が変わってきたことをここにも実感することができますね。
選挙は勝たなければならない!ですね。ほんとに

来年から始まる番組をつくっていくのに、「尾木さんの提言する教育改革とは何ですか?」と聞かれ、16の提言を出されたそうです。
その中のひとつには、
4月に行なわれた全国学力・学習状況調査について廃止すべき・・・
がありました。
全国一斉学力調査はやっても学力向上には結びつかない、それよりも学力低下につながる、という話には、ナルホド!と思いました。
特に順位がつけられるわけで、結局その順位を上げることに一生懸命になってしまい、対策学習が行なわれていくことになり、本来の学力を蓄積する授業時間が削られていく、それが学力低下につながる、ということです。また、ズルも行なわれるわけで、何のためてことですよね。
国際的にも学力の定義がちゃんと決まっているそうです。
「自分の人生を自分の力で切り開き、社会の主権者として生きていく力」
そのとおりですよね。そのように「生きる力」としての学力が共通認識となっていれば、また違うだろうに…と思っています。
フィンランドでは、「洞察力」をキーワードとして教育改革が進められたそうです。①発想力②論理力③批判的思考力④表現力⑤コミュニケーション力をつけるための方策がつくられたのです。
尾木さんの提言は、履修制度でなく、習得制度にするべきである、また、子ども参画を全てに取り入れることも、そしていじめの問題にも言及されていました。

印象に残ったのは・・・
日本は自殺大国と言われているけれど、自殺というのは社会の問題で、社会的殺人だということです。そうですよね。
そして、フィンランドは日本の教育基本法(旧)をお手本にしているのに、
日本のほうが教育基本法を改定してしまって、日本国憲法違反だ!ということでした。
面白くパワフルな講演に、私自身元気が出ました

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