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更女の会 裁判傍聴

2009年10月22日 | 活動
10月22日(木)更女の会(更生保護女性会)の研修で、大阪地方裁判所の裁判傍聴に行きました。
民事裁判で、枚方市関係のを傍聴に行った事がありましたが、刑事事件の傍聴は初めてでした。
傍聴前には、裁判所の広報担当の方が、法廷ガイドというパンフレットを使って説明もしてくださいました。裁判院制度については時間がなくありませんでしたが、何種類かのパンフレットを頂きました。
705法廷で、午後1時過ぎから連続5件が行われました。途中時間調整はされますが…同じ裁判長で検察官も同じ人でした。残り2件は、時間の都合で傍聴せずに帰りましたが。
1件目の人は、S61年生まれ、娘と同年齢の男性でした。
福岡県に実家があるのですが、家出をしてきて、所持金がなくなったので、盗もうと決めて、なんばパークスで、女性が約6万円入っていた手提げかばんを足元に置いて立ち話をしていたのを見つけて、置き引きをし、気づいた女性の声で周りの人によって捕まったということでした。
証人に父親が呼ばれていました。
2件目の人は、単車によるひったくり、それも再犯でした。24歳の男性。
今年3月末に出所してきて、親の元に行ったが、すでに転居していて、転居先も教えてもらえず…親に見放されてしまったわけですよね。
ひったくりも常習犯で、年配の女性をターゲットにかなりの件数でした。
過去6年間で、5年ぐらいは、少年院と少年刑務所にはいっていたそうです。
何だか、胸が詰まるというか、つらい傍聴でした。
再犯防止には、矯正教育がしっかり行われることと、出所時の手厚いアフターケアが必要だと強く感じました。
3件目は、証人尋問だけで、いまいちよくわからずじまいでした。
犯罪は、もちろんあってはならないことですが、その背景には、様々なことがあり、犯罪を起こさなくてもすむ社会をつくっていかなければならない!と強く思ったわけです。それには社会保障制度の充実も含まれます。
今年になって更女の会にいれていただきましたが、本当にとてもよい研修となりました。ありがとうございました。

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