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松代大本営跡と無言館

2008年08月11日 | 活動
先月になりますが、7月27日~29日、いつものメンバーと信州に行きました。
目的地は松代大本営跡と無言館の見学です。小布施にも訪れ、北斎館や岩正院で北斎の画を堪能しました。
松代大本営とは・・・
アジア・太平洋戦争末期、現・長野市松代町の三つの山(象山・舞鶴山・皆神山)を中心に、善光寺平一帯に分散して作られた地下壕などの地下軍事施設軍のことである。敗色濃厚だった当事、軍部は本土決戦を行なうことにより連合国側に「最後の打撃」を与え、「国体維持(天皇を頂点とする国家体制の維持)」などのよりよい和平条件を得ようと考えていた。この決戦の指揮中枢を守るためのシェルターとして松代大本営の地下壕が計画された。
松代大本営の地下壕には、皇居、政府の諸官庁の主要部、日本放送協会海外局(ラジオ)等、天皇制国家を支える中枢機関がまとめて移転する計画だった。
この工事には、多くの朝鮮人労働者が動員され、過酷な労働を強いられた。しかし、その犠牲者などについてはほとんど明らかにされていない。
(「もうひとつの歴史館・松代」建設実行委員会HP松代大本営と「慰安所」より)
象山地下壕に入りましたが、中は大変広かったです。ガイドの方の話の中心はやはり、朝鮮人労働者の過酷な状況でした。ひえが食事だったり、冬すごく寒いのに、寝る時はむしろみたいな物だけ…等など
沖縄における決戦も、大本営ができるまでの捨石であったことなども話されてました。「慰安所」も以前は再現してあったそうですが、今はありませんでした。新たにつくるもうひとつの歴史館・松代で復元が約束されているそうです。
平和を望むガイドさんの話は、よくわかり、加害性の問題など、松代でつくろうとしている平和記念館のむずかしさも語っておられました。
写真は、修学旅行生などが訪れ平和の誓いに折鶴を飾ってある場所です。
枚方市立第4中学校3年生の折鶴もありました!

無言館とは・・・
戦没画学生慰霊美術館「無言館」が正式名です。
長野県上田市にあり、太平洋戦争で志半ばで戦地に散った画学生30余名、300余点の遺作、遺品が展示されています。3年ほど前にも訪れたことがありました。
様々な展示品から何を感じるでしょうか、その作品を一生懸命守ってこられた遺族の方の思いも伝わってくるわけです。やはり無念だったんだろうなあと思います。
浅間山を背景にした田園地の丘陵にあります。機会があれば訪れてみてください。

やはり私たちは、歴史にしっかりと向き合い、学んでいかなければならないと思っています。平和な社会はそこからですよね。

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