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非戦の誓い碑 除幕式

2008年08月15日 | 活動
今日は63回目の終戦記念日でした。
この日を選んで、地元香里ヶ丘、エントツ山の前に、非戦の誓い碑の除幕式が行なわれました。
戦時中香里製造所に、大阪市内の学校の女学生が、学徒動員で親元を離れ、寮生活の中で昼夜12時間交代で、過酷な爆弾・砲弾づくりの体験を証言集として昨年発刊されました。
そして、その次として、是非香里製造所の跡に二度と戦争が起こらないことを願い、「在りし軍国少女、非戦の誓い」と刻まれた記念碑を建立されたわけです。
その碑の枚方市への引継ぎも行なわれました。
かつて枚方は軍需の町でした。旧陸軍の禁野火薬庫、火薬製造所として、枚方製造所と香里製造所がありました。
そのことは知っていたわけですが、そこでなんと10代半ばの女学生が素手で火薬を扱い、過酷な状況の中で、爆弾や砲弾を作っていたことを知ったのは、当時の女学生の証言で初めてだったわけです。
つくづく、まだまだ太平洋戦争について知らないことがたくさんあると思いました。
戦争を体験された方はだんだん減っていくわけですが、戦争体験を風化させてはならない!戦争の実相を次世代へ伝えなければ…という思いで、今まであまりにも悲惨な体験だったゆえに閉ざしていた心を開き、語り始められている方がおられます。
同じように当事の女学生(市岡・泉尾・明浄高等女学校)たちは証言されたのだろうと思います。
除幕式で、私も市民代表として挨拶させていただきました。
いつもそらと散歩する公園でもあります。
この碑の持つ意味、そして当事女学生だった父と同じ世代の森田さんたちの思いをしっかり受けとめ、応えていきたいと強く思いました。
終戦記念日に、みんなで平和を願い、平和実現のためにこれからも努力を惜しまないことを確認できる場を与えていただいたことに感謝です。

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