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新内閣誕生

2010年06月09日 | 活動
突然の鳩山前首相の辞任により、民主党代表に菅さんが選出され、
そして昨夜、菅内閣が正式に発足しました。
民主党の代表選び、基本は、党員もサポーターも投票できるのに…
またもや蚊帳の外、となりましたね。対立候補として、大阪府連代表の樽床衆議院議員が出られて、テレビで、衆参両議院議員団の前での立候補演説、投票がみれた事は、まあ良かったかな、と思っているところです。
小沢さんも幹事長を辞任され、新しく民主党の体制も変わったわけですが、
民主党支持率が、またグンとあがったそうで、そんなものなのか…と感心しているところです。
少子化担当・男女共同参画担当大臣が、小宮山衆議院議員でないのが、残念ですが、
これからの動向を注視していきたいですね。
菅首相の就任会見では、「最小不幸社会」をつくる、ということで、
強い経済、強い財政、強い社会保障を一体として実現する、と強調されたそうですね。
民主党に身を置いているものとしては、「最小不幸社会」という言葉に興味を持ちました。「一人ひとりが大切にされる社会」とつながっていくことを信じていきたいですね。

昨日6月8日は、更生保護女性の会の研修で交野女子学院の見学に出かけました。
以前から、あることは知っていましたが、訪れるのは初めてでした。 
交野女子学院は、近畿地方(2府4県)と中部地方(6県)の家庭裁判所から保護処分として送致された14歳から20歳未満の女子少年に対して、健全な育成を図るための教育(矯正教育)を授ける法務省所管の施設です。
施設長さんから丁寧な説明を受けてから、施設見学をさせていただきました。
女子の施設は全国で9箇所あるとのことです。私は、その様な施設を訪れたことがないので、比較ができませんが、交野女子学院は、静かな住宅地の中にあり、広い敷地です。
定員は91名ですが、現在72名います。
施設長さんの話で特に印象に残ったことは、やはり「愛されている実感を経験していないので、自分の居場所を見つけられていない」ということでした。自尊感情がすごく低いんだと思います。
そして、女の子に共通するのが、薬物が多いのですが、薬物だけで終わらずに、男との関係(性被害等)で、食い物にされてしまっているというのがありました。
本人が被害者ともなっていることです。
それと、男性の場合は、日頃から暴力問題があっても、女の子の場合は、追い込まれてしまっての殺人になる場合が多いそうです。
やはり、ここにもジェンダーの問題が散在しているわけです。
長期処遇が多く、10ヶ月が基準になるわけですが、その10ヶ月の間に、彼女たちはすごく変化していく、と話されていました。だからこそ、社会に戻った時に、その受け皿となる家族も変わらなければならない、ということもすごく重要なことだと話されていました。
自分の居場所・自分が必要とされていると感じること…どんな時も大切ですね、とつくづく思いました。

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