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日本女性会議2010きょうと

2010年10月11日 | 活動
10月1日(金)~2日(土) 日本女性会議2010 が京都で開催されました。
大会テーマは「ひとりひとりが輝く、色彩あふれる世界へ」
1日目は、分科会。全部で、11分科会があった中で、私が選んだのは、「女性への暴力」デートDVを若者と考える~次世代へ暴力を引き継がないために~ でした。
基調講演と京都の大学に在籍する学生たちとのパネルディスカッションで構成されました。
ウィメンズクリニック・かみむら院長であり、デートDV防止プロジェクト・おかやま副代表である上村さんのお話は、現在患者の四分の一が高校生以下であるということからも、ショッキングな話もあり、性教育の大切さ、また予防教育の必要性が説かれたわけです。
女性への暴力ということで、デートDVに特化されての分科会、2年ほど前に、学校教育でのデートDVについての教育がなされているかどうか、という質問をしようとしたら、担当の人が、インターネットでデートDVについて調べてきました、と言われました。認知度がほとんどなかったのが、今では、市役所のトイレでは、啓発しおりが置かれています。
分科会の紹介する文は以下のとおりです・・・
若者をDVから守るために大人たちに何ができるか
DVは人権侵害であり、被害者に深刻なトラウマ(心的外傷)を与える暴力として、社会的に取り組むべき問題です。最近は、高校生や大学生などの若い世代におけるデートDVの存在が明らかにされてきました。
この分科会では、デートDVの実態、またリプロダクティブ・ヘルス/ライツ(性と生殖に関する健康/権利)、デートDVの根底にある「男らしさ・女らしさ」といったジェンダー意識について若者世代と語り合い、自分も相手も大切にする関係の築き方や、非暴力の姿勢とはどのようなものか、それらをどう次世代につないでいくのかという予防教育の必要性を提案します。
そのとおり、学生を含めてのパネルディスカッションは、私たちに予防教育(性教育も)の必要性を充分に感じさせ、すすめていかなければならないとの思いを共有することなりました。
他の分科会も、後の情報交換では有意義なものであったことがわかりました。

2日は、茂山狂言で始まった開会式、内閣府男女共同参画局長による基調報告、そして、渥美雅子さん(千葉県で初の女性弁護士だそうです)の記念講演「自由で豊かなパートナーシップ」、夫である渥美剛治さんも講師になられ、固定的性別役割分担意識にとらわれないお二人の生き方を知ることができました。
講談師もされていて、二人で講談「山内和豊の妻・男女共同参画バージョン」もされ、とても楽しい全大会(記念講演)でした。
午後からは、京都市長も含む、4人のパネリストによる、「異世代コミュニケーション~未来へつなぐ男女共同参画~」パネルディスカッションでした。
パパ料理研究家、パナソニック電工株式会社・ダイバーシティ推進室主事(社内初の労働組合の女性の中央執行委員を経験し、すべての社員が多様性(個性・特長)を発揮してイキイキ活躍するための社内風土づくりに取り組んでいる)や、大学教授がさまざまな角度から、どうすれば男女共同参画社会が実現するのか、などが話し合われました。
なかなか進まない男女平等であるのですが、確実に社会では少しずつではありますが、変わってきているのだ、ということをここ何年か日本女性会議に参加してきたことを思い出しながら、確認することができた、と思っています。
正直、あんまり期待していない部分もあったのですが、終わっていれば、楽しく有意義な時間をすごし、学ぶことができた2日間でした。

来年は、島根県松江市だそうです。水木しげるさんの故郷でもある境港市が近いし、行こうね!とGFHのメンバーで約束しました。  

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