東北関東大震災発生

3月11日14時46分、東北の太平洋側と関東地方を襲った地震と大津波で
史上最大の犠牲者が出たというのは後に知ったこと。
最初の揺れを感じた時は、早めのおやつを召し上がられた
ほとんどの利用者様はまだリビングに居りました。
ただ一人、居室で休まれていた利用者様がいらっしゃったので
揺れている間、もう一人の職員と二手に分かれ
見守りと声がけに精一杯努めさせていただきましたが
利用者の皆様は意外と肝が据わっておられ
逆にこちらの方が勇気付けられたりと・・・しかしすぐに停電及び断水に。

暖房や調理器具は電気がないと全く使い物にならない。
災害時の課題が、ここにきて沢山見つかりました。
夕方、ほとんどのスーパーが閉店している中
営業中との情報をうけ大手ショッピングセンターへ買出しに行きましたが
目当ての商品はすでに棚からほとんど無くなっており
しかし何とか当面をしのげるであろうほどの買い物を済ませ
（主に非常食となるお菓子などでしたが）
信号機の消えた道路を恐々横断しながら帰ると
廊下には夜勤の職員がテーブルにロウソクを灯し
利用者の皆様はすでに就寝されていました。

翌朝、職員の家族がカセットコンロや反射式のストーブを
持ってきてくださったり、休みの職員が自分専用のめざし焼き機（七輪）を
持って駆けつけてくれたり、関連施設の応援もあり！
利用者の皆様の食事や暖がとれたこと、ほんとうに感謝致します。
おむすびは、お茶碗が1個棚から落ちて割れたことと
停電になったくらいで済みましたが
翌日TVで津波が町を襲うシーンや、家や車が流される様を何度も目にし
きっと誰もが信じがたい現実に絶句されたことでしょう。

この地震により被害に遭われた皆さまには
心よりお見舞い申し上げます。
また被災地の皆さまが一日も早く元の生活に戻れますように、
一日も早く笑顔になれますように、
心よりお祈り申し上げます。

ヒラオカ