遅ればせながら、「レベッカ」を観て来たので、
サックリ感想をば。
今回観たのは、4月26日(土)のソワレです。
さて、一言で感想を言うならば
「割と良かったけど、リピートするほどではない」
(物足りない部分がある)です。
最初に書いておきますが、私は原作を読んでいないし、
映画も観ていません。
けれど、この作品の肝は舞台上には登場しない、
「レベッカ」の存在感だと思うのですよ。
なのにレベッカの存在感薄っ!
ダンヴァース夫人の歌う レベーッカーーー♪
という歌は耳に残るけれど、彼女のレベッカに対する
執着心といったものが見えてこないんだよね。
サスペンスの要素も弱かったな。
もう少しレベッカの死の真相についていろんな人に
疑惑が向けられる感じのほうが面白かったかも。
(これについては原作でどうなっているのか不明ですが)
更に作品と箱の大きさがミスマッチだったように思います。
クリエで使用する10人のオーケストラ用に
編曲しなおしたようですが、オケピの入る劇場で
原曲で観たかったです。
楽曲はどこかで聴いたことがあるような曲がいくつかありましたが、
総じて好みだっただけに残念。
歌は安心して聴ける人が多くて良かったです。
マンダレイのセットももっとゴージャスなのでお願いしたい。
キャスティングに関しては皆様ハマっていたと思います。
サクッと個別に感想を。
「わたし」・・・・・声が良く通り、歌も安定していて良かったです。
おどおどしていて子供っぽさを残していた時と、
マンダレイの女主人として振舞うようになった時の対比が
もっとハッキリしてくるとなお良くなると思います。
もうちょっと衣装やメイクの力も借りてメリハリがつくといいね。
ダンヴァース夫人・・・・かなりこの役にハマってるなーと
思いますが、例のレベッカー♪(曲名知らなくてスミマセン)を
歌っている時以外はあまり目立たず、もうちょっと出てくるだけで
「わたし」が緊張するような存在感が欲しかった。
彼女を通してレベッカが見えるくらいになれば最高。
マキシム・・・・・ああ、人間の役だとカクカクした動きが
かなり目立ちますね。山口さんを苦手に思う人が
アレがダメだという気持ちがよーく分かる。
衣装は概ね似合ってましたが、トレンチコートだけ微妙。
サイズが合ってないのかな。
動きのカクカクに耐えられれば、結構ハマっていると思います。
フランク・・・・うーん、濃いな禅さん。
禅さんの濃さは大劇場ならOKだけど、クリエ規模だと
濃すぎな感じ。というか、今回のキャストは存在感の
あるなしのムラが大きかったように思います。
ファヴェル・・・・・この方の歌が残念なところが、
ダンスによって余計際立ってしまったような気がします。
歌がダメなのでダンスを頑張りました!みたいに。
吉野さんは嫌いじゃないけど、
もっと歌の上手い人で観たかったな。
ベン・・・・・治パパがどうと言うことでなく、
この役どころがイマイチ分らなかった。
なんとも中途半端な感じ。
原作ではサスペンス部分で重要な役なのかな?
この作品(舞台)ではいなくてもあまり支障がないような・・・。
ボートハウスの一件でもっと見せ方があったのでは?
ベアトリス&ヴァンホッパー夫人・・・・・
この2人の登場シーンでは舞台が引き締まる感じで良かったです。
この方たちと一緒のシーンは「わたし」の存在感が霞む感じ。
でもこのお2人が出すぎというわけでなく、ちひろちゃん
頑張れーという事です。
ちひろちゃん単体ではなかなかイイ感じですが、
ベテランと比べるとまだちょっと・・・というところ。
フランクのところで存在感のムラについて書きましたが、
ストレートに言うと、「わたし」と「ダンヴァース夫人」の
印象が他と比べて薄かったのが私としては大きな減点。
及第点はクリアしてるだけに惜しい。
「わたし」がレベッカが残したものを捨てるシーンを
もっと派手にするだけで(ここって重要なシーンですよね?)
この2人の存在感はもっと際立つと思いますが、
何か地味ーな進行だったな。
アンサンブルさんのコーラスの方がよっぽど
レベッカのものを全て捨てるという「わたし」の意志が
感じられました。
「わたし」がレベッカと同じドレスで仮装パーティに
登場するシーンもあっさりしすぎ。
これは演出の問題ですね。
前に書いたことがありますが、私は山田さんの演出が
あまり好みではないのです。
色々書きましたが、楽曲も歌もキャストも良いので、
それなりに楽しめましたよ。
個人的には山口さんのカクカクはもう諦めるから、
せめて内股だけでも何とかなれば、
もっと入り込めるのになー
山口さんに関しては全編歌のミュージカルで
人間でない、若しくは人間離れした役のほうが好き
サックリ感想をば。
今回観たのは、4月26日(土)のソワレです。
さて、一言で感想を言うならば
「割と良かったけど、リピートするほどではない」
(物足りない部分がある)です。
最初に書いておきますが、私は原作を読んでいないし、
映画も観ていません。
けれど、この作品の肝は舞台上には登場しない、
「レベッカ」の存在感だと思うのですよ。
なのにレベッカの存在感薄っ!
ダンヴァース夫人の歌う レベーッカーーー♪
という歌は耳に残るけれど、彼女のレベッカに対する
執着心といったものが見えてこないんだよね。
サスペンスの要素も弱かったな。
もう少しレベッカの死の真相についていろんな人に
疑惑が向けられる感じのほうが面白かったかも。
(これについては原作でどうなっているのか不明ですが)
更に作品と箱の大きさがミスマッチだったように思います。
クリエで使用する10人のオーケストラ用に
編曲しなおしたようですが、オケピの入る劇場で
原曲で観たかったです。
楽曲はどこかで聴いたことがあるような曲がいくつかありましたが、
総じて好みだっただけに残念。
歌は安心して聴ける人が多くて良かったです。
マンダレイのセットももっとゴージャスなのでお願いしたい。
キャスティングに関しては皆様ハマっていたと思います。
サクッと個別に感想を。
「わたし」・・・・・声が良く通り、歌も安定していて良かったです。
おどおどしていて子供っぽさを残していた時と、
マンダレイの女主人として振舞うようになった時の対比が
もっとハッキリしてくるとなお良くなると思います。
もうちょっと衣装やメイクの力も借りてメリハリがつくといいね。
ダンヴァース夫人・・・・かなりこの役にハマってるなーと
思いますが、例のレベッカー♪(曲名知らなくてスミマセン)を
歌っている時以外はあまり目立たず、もうちょっと出てくるだけで
「わたし」が緊張するような存在感が欲しかった。
彼女を通してレベッカが見えるくらいになれば最高。
マキシム・・・・・ああ、人間の役だとカクカクした動きが
かなり目立ちますね。山口さんを苦手に思う人が
アレがダメだという気持ちがよーく分かる。
衣装は概ね似合ってましたが、トレンチコートだけ微妙。
サイズが合ってないのかな。
動きのカクカクに耐えられれば、結構ハマっていると思います。
フランク・・・・うーん、濃いな禅さん。
禅さんの濃さは大劇場ならOKだけど、クリエ規模だと
濃すぎな感じ。というか、今回のキャストは存在感の
あるなしのムラが大きかったように思います。
ファヴェル・・・・・この方の歌が残念なところが、
ダンスによって余計際立ってしまったような気がします。
歌がダメなのでダンスを頑張りました!みたいに。
吉野さんは嫌いじゃないけど、
もっと歌の上手い人で観たかったな。
ベン・・・・・治パパがどうと言うことでなく、
この役どころがイマイチ分らなかった。
なんとも中途半端な感じ。
原作ではサスペンス部分で重要な役なのかな?
この作品(舞台)ではいなくてもあまり支障がないような・・・。
ボートハウスの一件でもっと見せ方があったのでは?
ベアトリス&ヴァンホッパー夫人・・・・・
この2人の登場シーンでは舞台が引き締まる感じで良かったです。
この方たちと一緒のシーンは「わたし」の存在感が霞む感じ。
でもこのお2人が出すぎというわけでなく、ちひろちゃん
頑張れーという事です。
ちひろちゃん単体ではなかなかイイ感じですが、
ベテランと比べるとまだちょっと・・・というところ。
フランクのところで存在感のムラについて書きましたが、
ストレートに言うと、「わたし」と「ダンヴァース夫人」の
印象が他と比べて薄かったのが私としては大きな減点。
及第点はクリアしてるだけに惜しい。
「わたし」がレベッカが残したものを捨てるシーンを
もっと派手にするだけで(ここって重要なシーンですよね?)
この2人の存在感はもっと際立つと思いますが、
何か地味ーな進行だったな。
アンサンブルさんのコーラスの方がよっぽど
レベッカのものを全て捨てるという「わたし」の意志が
感じられました。
「わたし」がレベッカと同じドレスで仮装パーティに
登場するシーンもあっさりしすぎ。
これは演出の問題ですね。
前に書いたことがありますが、私は山田さんの演出が
あまり好みではないのです。
色々書きましたが、楽曲も歌もキャストも良いので、
それなりに楽しめましたよ。
個人的には山口さんのカクカクはもう諦めるから、
せめて内股だけでも何とかなれば、
もっと入り込めるのになー
山口さんに関しては全編歌のミュージカルで
人間でない、若しくは人間離れした役のほうが好き