のほほんシングルライフ

実家暮らし30代シングルOLの日常。
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7月21日(土)ソワレ

2007-07-22 21:40:00 | レ・ミゼラブル
今期13回目のレ・ミゼラブルの感想です。

では、キャストから。

ジャン・バルジャン 山口 祐一郎
ジャベール 阿部 裕
エポニーヌ 坂本 真綾
ファンテーヌ シルビア・グラブ
コゼット 富田 麻帆
マリウス 小西 遼生
テナルディエ 安崎 求
テナルディエの妻 瀬戸内 美八
アンジョルラス 原田 優一
リトル・コゼット 高橋 りか
ガブローシュ 新井 海人

さて、SPマリエポ明けの通常キャスト。
うーん?なんと言うか存在感が希薄。
これは賛否別れるだろうけれど、
歌穂さんと禅さんは本役の前に
アンサンブルで登場している時も
すぐにどこにいるか分かる存在感があった。
私はどちらかというと、演技は控えめで
想像の余地が残っている方が好きなのだけど、
なんだかこの回は薄味過ぎな感じでした。
新キャストが多かったからでしょうか。

富田コゼットは歌が不調気味だったのかな。
三重唱が残念な感じに。
観るたびに印象が違うので、まだ歌も演技も
不安定なのかな。
良い時とイマイチなときの差が結構ある。
エピローグの演技は好き。

小西マリウスは容姿と立ち姿は良いのだけど
歌が棒読みな感じで、もっと感情を
のせられないかなー。
歌の練習というより、芝居の練習をすれば
良くなるような気がします。
声は出ているのでコツがつかめれば
良くなりそうだけど、現状は厳しいな。
芝居は最初の頃より良くなってきた。

原田アンジョルラスはほぼ毎回のように
ABCカフェの「市民は立つ 声を聞いて
群れとなりて」の部分が気持ちよく響かない。
ここは苦手な個所なのかな?
苦手個所はぜひとも克服して欲しい。

と、新キャストの若い人の頑張れ!な
ところを挙げてみたけど、
もう少し開幕前に練習して欲しかったな。
開幕前は複数キャストなら苦手は避けられる
と思っていたけれど、ふたを開けてみたら、
好き・普通・苦手を判別するのに
相当な回数を観なければならないし、
いざ好みが分かったところで、
好きなキャストで組合せの良し悪しまで
考えるとそんな回はなかったりする
SPキャストを含めると1つの役に
5人もキャスティングされていたりして、
1人のあたりの練習量はそれだけ
少なくなってしまうわけだから
結果は推して知るべし。
長期間役者さんのスケジュールを押さえるのが
大変なら、前期と後期に分けて2人ずつで
回す感じでも大分違うんじゃないかな。
SPは要望があればやってもいいと思うけど、
キャストの大幅な入れ替えがあった時は
控えた方がいい気がします。

文句をたれつつも、私は旧キャストに
帰ってきて欲しいとは思いません。
旧キャストの良い部分は継承しつつ、
新陳代謝していくレ・ミゼラブルを
観ていきたいです。
なので、頑張ってね、若人たち!

おまけでこの回は久々に山口さんが作詞をしてた。
ファンテーヌの逮捕のところの
神の御名に〝おいて〟が〝誓い〟になってたよ。
メロディーに乗り遅れるほどではないけれど、
ほんのわずかな間があったので、
その隙に作詞したんでしょうか?
意味が通じるから全く問題なかったけどね。