のぶまさのヒザシマツヤマ(申松山)備忘録

日差しあふれるわが街、東松山を
日を串刺ししてる字「申」をあて
申松山でヒザシマツヤマと褒めたたえています

これだけで決めないでしょ

2023年05月02日 08時15分07秒 | 共病記

だけじゃないですよ・・・

前立腺がんが急増している「意外すぎる理由」』という記事がありました。
記事によると、
男性のがん罹患者数1位の前立腺がんは日本で急増している。
その原因は、食生活の欧米化もあるが、最も関連があるのが「PSA検査の普及」。
PSAは前立腺にがんができると数値が上昇するので、
早期発見のスクリーニングとして1990年代に普及し、
それとともに、前立腺がんの診断数が増加。
がんに『なる数』というより、『発見される数』が増えた。

ただPSA検査の評価は、
アメリカ予防医学専門委員会は「個人の選択に委ねる」という姿勢。
日本の厚労省は「推奨しない」という指針。
日本泌尿器科学会は「絶対に行ったほうがいい」と主張。
とバラバラ。

現段階でのPSA検査の結論は、
①前立腺がんを「発見」するには確実に役に立つ
②寿命を延ばす影響があるかどうかは確定的な根拠はない
③比較的新しい検査なので、今後の研究で判断が変わるかも

である。

現時点では、「メリットとデメリットを比較して自分で決める」しかない。
「前立腺がんの家系なので、定期的に確認したい!」という人はPSA検査を受けるほうがいい。
「がんが見つかったら絶対に心を病んでしまう。」という人は検査を受けないほうがいい。
と言う内容でした。

そして記事は
今後「PSA検査が死亡率を下げる」と有効性が証明されれば状況は変わる。
いつの日か、すっきり皆さんにPSA検査を勧められる日が来るのを心より願っています。
と結んでいます。

厚労省が、PSA検査を推奨していないのには驚きました。
この記事、PSA検査で寿命を延ばせられるなら検査を勧めるとしているけれど、
PSAはあくまで検査であって、ヤツがいるのかいないのかを知る手段です。
検査で寿命が延びる日がくるとは思えない。
私の場合も、検査で数値が基準値を超えたため、
その後、生検検査やPET検査をおこなって、
『あなたにはヤツがいます』と診断されています。

もしあのとき、中国駐在の初年度の人間ドックで
念のためにオプション追加しなかったら、
私の中で、ヤツは成長し分裂を繰り返し、
骨への転移し、違和感を感じ、
その時点ではじめて診断されたかもしれない。

まだ子育てもあり、仕事もあり、家族を守る責任もあるのなら、
私は、PSA検査だけは受けておいた方がよいかと思う。
初期段階ならば、まだいろいろな手が打てます。


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