与えられた環境

今日はバスケチームの練習が普段使用している練習施設ではなく、試合が行われる通称 O dome (オー・ドーム)で行われて、初めて踏み入れる事に。
しかも今日はFootballのホームゲームで大学内は大変な騒ぎで、至る所でテールゲートでフットボール一色。
周りのハイテンションの雰囲気を味わいながら、いざ裏口から入る事に。

O Domeは収容可能人数14000人のアリーナで、ボスのMatt曰く結構古めでまあまあかな・・・って、
以前東京アパッチの時に使ってた有明コロシアムより入るのに。



練習自体は1時間程度で修了。
その後、Mattがちょっとした施設ツアーをしてくれるというので、ATルーム、ロッカールーム、ビデオミーティングのスペースなどを見学。

最後に、以前に練習してたコートを見せてくれると、何か含みを持たせて言うので期待しながら行ってみると



えっ?ほんとにここ?



っと、ついってしまうほど、ドームのエントランスホールの片隅にある殺風景なスペースが仕切られてあり、そこにゴールが置いてありコートが区切られている状態。
今までのイメージとはかけ離れた場所。
現在では、食事をとるテーブルが置かれ、試合前の食事をチームで取るスペースになってしまっていました。

正直、予想と実際のギャップに唖然。
写真にでも撮ってくればよかった。




今、練習している練習施設は2005-6、2006-7のNCAA二連覇があって新しく整備された施設で、つまり2連覇したときは、Al FordやJoakim Noahもあの華やかさとはかけ離れた地味で厳しい環境で毎日練習していたのでしょう。


Matt曰く、今のSenior(4年生) からは今の新しい練習施設での練習しか知らなかったので、環境の有り難さも理解してなかったようで、NCAA tournamentに出場できず NITに出場する事になった年に、Coach Donovan がわざと数週間、古いコートで練習させたという秘話まで話しをしてくれた。
でもそれで、彼らは大事なモノを学んで大きく成長したともMattは言ってました。


日本の多くの人達がアメリカの恵まれた環境に凄い憧れを持つなか、その環境に甘えてしまう事で失われるものもある事にも目を向けておく必要があると、再認識する出来事でした。


世界レベルの環境とは?? 奥が深い!

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