NBA Draft & Summer B

またまたご無沙汰しています。
なかなかBlogが習慣化していません。書きたいことは色々とあるはずなんですが。

さて、少し前ですが先週NBAドラフトが行われました。
その日はテレビの前にかじりつき、祈るような気持ちで我らがGatorsが呼ばれるのを待つ。
さすがに長すぎて、途中少し落ちてしまいましたが。。。
結果、フロリダからはSeniorの2名が選出されました。

Chandler Parsons: 2巡目38位でHuston Rocketsへ





Vernon Macklin: 2巡目52位でDetroit Pistonsへ




もう一人のSeniorのAlex Tyusはその後、イスラエルプロリーグ(LotoLeague)のチームと契約を交わし、それぞれがプロとしての道を歩み始めます。

指導した選手がNBAという表舞台でプレーできるチャンスを手にしたことは、本当に自分の事のように嬉しく思います。
これからの彼らの活躍に注目していけることで、今後はNBAを観るのが数倍楽しくなりそう。

ご存知の通り、来シーズンのNBAはLockoutに突入する可能性が大きく、シーズン開始が大幅に遅れることが予想されています。
NBA各チームにとっては、今年のDraftは海外などから育成を目的とした選手を多く選択した傾向があったようです。
開幕までの時間、どれだけ正しい方向性で努力出来るかで、NBAで活躍出来るかどうかが大きく左右されそうです。

Draft前、各選手たちはPre-DraftCombineやInvitational Tournament、 NBAチームのキャンプなどに参加し、NBAチーム側は選手たちの情報収集をします。
実際、NBA数チームからボスのMattへ直接電話がかかってきています。
私が電話を取り次ぐ際に、「某NBAチームのストレングスコーチの******だけど」なんてことが多々あり、なぜかこっちが少し気を使ってしまうこともしばしば。

NBAチームが気にするのは選手のプレーだけではなく、普段の生活態度、練習やトレーニングでの取り組む姿勢、大学入学からどういった成長をしてきたのか、厳しい状況でどういった取り組みをするかなどの人間性。
彼らはそう言ったReputation(評判)を非常に重要視します。
それが、その選手の今後の伸びしろを判断するのに非常に大切であり、プロとしてチームでプレーできるだけの人間が出来ているかどうかも気にしている様です。


今回の3人に共通することは、Hard workerということ。
華やかに見えるその裏では、相当なトレーニングの積み重ねと、激しい練習が日々繰り返されています。
もちろん、抜くときは抜いているようですが。そこはなんだかんだいって大学生ですから。

Coach Donovanが最も気にするところが、Hard workerかどうか。
そうでない選手は、ここFlorida Gatorsでは生き残っていけません。
そういったことをチーム練習が始まるまでに理解させて、Hard workerにするのも我らストレングススタッフの担うところ。


今週から6週間、夏学期のSummer Bが始まり、新しいFreshman(1年生)も参加しての(USA U19とFrance U21orU22に参加している選手を除く)チーム全体でのチームコンディショニングが始まりました。
コンディショニングを上げていく事を目的としながらも、いかにHard workが出来るか、いかにチームのために自己犠牲(Sacrifice)を払いながらチームに貢献するかを体得させる(叩き込む?)チームワーク作りのプログラムにもなっています。

この夏の取り組みがリーグ戦の結果を左右し、その後のNCAAトーナメントの出場、さらには来シーズン再びNBA選手を排出できるようなチームになれるかどうかを決める。
そう言った思いで、この夏は選手の背中を押して行きたいと思います。
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【セミナー】フロリダ大学コンディショニングプログラム

だいぶ更新をおろそかにしてしまいました。
何人にも更新をしてくれと催促されながら、伸びに伸びてしまい、いつの間にかもう6月です。

6月上旬から中旬にかけて、急遽一時帰国することになり、セミナーを開催することになりました。
「NCAA バスケットボールチーム コンディショニングプログラムの概要と実践」と題して、フロリダ大学で行われている、バスケットボールでのムーブメントを獲得&向上を目的としたストレングスプログラムを実践を踏まえてご紹介します。
急な告知ですが、お時間がありましたら参加よろしくお願いします。

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