諸行無常なる日々。或いは鬼渡神と神々の源流。

呪われた家系を生きる私の人生観や日常。それに立ち向かう為の神道的な考え。そして因縁の鬼渡神、神々の源流について考えます。

鶴岡八幡宮の地主神。或いは源実朝が鶴岡八幡宮で暗殺された理由を神道的に考える。その2

2022年12月21日 18時12分11秒 | 神道
続きです。

弁才天は弁財天とも書かれる通り、財運の神であり芸能の神でもあります。

何故、弁才天が財運の神であり芸能の神なのか。

芸能の神とされたのインドのヒンズー教の女神・サラスヴァティーと同一視されたからです。サラスヴァティーは琵琶??を持っていますからね。音楽の神、芸能の神として広まったと言えます。

では何故に財運の神とされるのか。それは初期の弁才天像を見れば分かる通り、戦いの神・武神だからです。複数本の腕に武器を握っていますから。

戦いで勝てば敵の財宝や領地を奪える。だから財運の神へと昇華したのです。

そして弁才天は呪いの神です。源平の戦いは呪術対呪術の戦いでもあります。

平氏は厳島神社の弁才天、源氏も銭洗弁天が示す通り弁才天で互いに呪いあった。

弁才天は味方の武神でもあり、敵の武神でもある。だから敵の弁才天を調伏する必要がある。

そこで源氏側は弁才天とお稲荷様は同神であると考え、お稲荷様があった場所に鶴岡八幡宮を建立したのだと私は考えます。

鶴岡八幡宮は源氏の守り神です。祭神は応神天皇とその母親の神功皇后。三韓征伐した武神です。

建立したのは河内源氏。何故、鎌倉に建立したのか。東の武家の討伐を願ってです。お稲荷様が弁才天でアラハバキ神であるなら、調伏する為に建立したと考えられます。

神道では「怨霊には武神、仏教、乱暴者(素戔嗚尊)」の考え方があります。

鶴岡八幡宮ではお稲荷様を祀りながらも八幡様で呪いを抑えたいとの気持ちがあった筈。だから鶴岡八幡宮を建立した。

しかし、お稲荷様は妥協を許さない怖い神様です。弁才天は武神であり呪いの女神様。そしてアラハバキ神は日本の本来の地主神。不敬な発言ですが、武神の八幡様をも上回る怖い神々です。

弁才天は水神でもある。だから瀬織津姫だとの考えもあります。そして同じ水神に闇龗神・高龗神である貴船神が存在します。

私の住む宮城県には見事な円錐形をした太白山が鎮座しています。

この太白山ですが、昔から天変地異が度々起きていた。東日本大震災の時もとんでもない状態になった程です。

そこで太白山を鎮める為に頂上に八幡神社を建立した。八幡様で天変地異収めようとしたが、八幡様では十分な御利益は得られなかった。

それではと頂上の八幡神社を太白山の中腹に移し、頂上には新たに貴船神社を建立した。

貴船神に「自分を憎い相手をを呪い殺す鬼女にしてくれ」と祈願した橋姫は瀬織津姫がモデルだとされていますが、この点から貴船神が瀬織津姫や弁才天に繋がる考えが成り立ちます。

大変不敬な考えですが、私、八幡神で弁才天やお稲荷様を調伏するのは難しいのではないかと思うのです。

伊達政宗は仙台を居城とした時、瀬織津姫が祀られている瀧澤神社の場所に亀岡八幡神社を建立。仙台伊達家四代の伊達綱村はその場所から瀧澤神社を、現在の錦町公園隣の場所に移した。

これは瀬織津姫に対し大変不敬な行為です。「だから仙台大空襲で仙台の街は焼け野原になったのだ」とまでは言いませんが、私は「不味い事しやがったな伊達家は」と逆恨みしております。


続く。


コメント
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