続きです。
診察後、待合室で会計と薬の受け取りを待ちます。これが結構時間がかかるのです。
そこでです。受付で大声で話す男の声が。
「誰だ、煩いなぁー」と思って顔を向けると、身長は私と同じ165㎝位。でも体重は140㎏はありそうな巨体の青い柄物のワンピースを着た方で、マツコ・デラックスよりも太い。っと言うか皮が垂れている感じの太り方だ。
何なんでしょうねぇー。声はどう聴いても男なのです。しかも大声。
私の経験上、大声で話す者は知的障碍者、重度の鬱病、精神障碍者に間違いないです。
私はその人間を見つめました。男なのか女なのか疑問に思って。
青い柄物のワンピースですが、サイドがズバッと開いています。直ぐ分かりましたノーブラだって。
歳は分からない。50代か60代でしょう。横幅が太い。本当に太っている。頭はパーマ。男なのか女なのか。それともオナベか。
あんまり見るべきではない。私はその方から目をそらし、テレビを見つめた。
そしたらポォンと言う音が。何だと思って音の方向を見ると、その者がステンレスの水筒で水??を飲んでいた。私を見つめながら。
凄いガン見。真真面な表情ではない。眼を見開いて私を見ている。女性の様だ。心臓が高鳴る。完全に精神異常者の眼だ。
私は以前、女性の精神障碍者に付き纏われた事がある。私の事が好きになったみたいで。その女性よりは真面だと思えるが、眼の開き方が異常だ。私を凝視している。
超HSPの私です。危険、危険と心臓のカラータイマーが高鳴っている。私は彼女から目をそらし、テレビを見つめた。恐怖に怯えながら。
その後、彼女は診察室に消えた。私は会計を済ませて病院を後にした。
あっー怖かった。やっぱり怖いわ、人間は。何を考えているか分からない人間ほど怖い者はない。
以前は心療内科・精神科の医師ほど楽な商売は無いと思っていたが、あんなのを相手にしなければならない商売は私には無理だ。
つくづく、心療内科・精神科のの医師は大変だ。精神を病む。一般人よりも自殺者が6倍になるのも当然だ。
難しい商売だ。
ではでは。