諸行無常なる日々。或いは鬼渡神と神々の源流。

呪われた家系を生きる私の人生観や日常。それに立ち向かう為の神道的な考え。そして因縁の鬼渡神、神々の源流について考えます。

昔話「牛方と山姥」は、素戔嗚尊と瀬織津姫の戦いを描いたのではないか。その4

2022年12月09日 11時33分50秒 | 瀬織津姫
続きます。

山姥は稚日女尊なのか天照大神なのか、それとも八岐大蛇なのか。私的にはこの三神は基本的に同じ神を示していると思っています。

稚日女尊の名は「幼いの太陽の女神」と言う意味です。そして天照大神は「太陽の大神」と言う意です。同じ太陽の神です。

稚日女尊は素戔嗚尊に斑馬を殺されて自害した。稚日女尊にとって斑馬とは何なのか。

馬と言えばオシラサマ信仰です。娘と飼馬との恋愛の物語です。

オシラと言う娘と飼い馬が愛し合った。それに怒った娘の父は馬の首を刎ねた。娘は悲しみながら馬と一緒に天に上った。父親に養蚕の方法を教えて。

オシラサマは養蚕の方法を父親に教えた。つまりオシラサマは織姫です。そして稚日女尊も織姫。ともに愛する馬を殺された。つまり稚日女尊とオシラサマは同神と考えます。

オシラサマは馬と共に天に昇った。この点が重要です。天に昇る馬は天馬ですから。

つまり稚日女尊にとって斑馬は天に昇る天馬だった。その天馬が素戔嗚尊に殺された。

天馬がいないと天には昇れない。稚日女尊は太陽の女神。稚日女尊が斑馬に乗って天に昇るから太陽が昇る。斑馬が殺されたのなら太陽は昇らない。

天照大神は稚日女尊が素戔嗚尊の為に命を落としたことに悲しみ、天岩戸に身を隠した。だから太陽が昇らなくなった。

つまり、稚日女尊と天照大神は同神と言えます。オシラサマの父親は素戔嗚尊を示していると思います。

それでは八岐大蛇と素戔嗚尊との関係はどうなのか。

八岐大蛇は手名稚命・足名稚命の8人の娘たちを生贄として要求した。つまり手名稚命・足名稚命の家族は10人家族なのです。

手名稚命はテナヅチ。足名稚命はアシナヅチと読みます。この「ヅチ」は蛇の意味です。

八岐大蛇が同じ蛇の一族である手名稚命・足名稚命の家族を襲う。これには疑問を感じます。

手名稚命・足名稚命は土着の神です。国津神です。そして八岐大蛇も土着している存在。蛇は国津神。これは何を示しているのか。

ヒントは八岐大蛇と手名稚命、足名稚命夫婦の名前。そしてこの夫婦には8人の娘がいる。10人家族と言う点です。

両手には10本の指がある。足にも10本の指がある。手足の指を並べてみると指の股は8つある。つまり八岐。私は手名稚命・足名稚命の10人家族こそが八岐大蛇の正体と考えております。


続く。
















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