宮城県女川町。3.11の東日本大震災で最も被災率が高かった町と言われてます。
人口10014人中、836名が亡くなっています。10人に1.2人の計算です。町の大半が津波に飲み込まれた。凄い被害だった。
それでも防潮堤の建設を拒否し、一番最初に復興した町と言えます。何たって原発マネーがありますからね。
私、この女川町に移住を考えています。今の人口は5790人程度ですが、総合病院もあるし女川駅には温泉施設も併設してある。図書館もある。
其れよりも格安で住める復興住宅が完備している。何でも1万円以内だとか?? 私の勘違いかも知れませんが。
復興住宅はマンションタイプと漁師向けの一般住宅があります。私は漁師向けの単身者向け平屋住宅に住みたい。
船舶免許を持っていますから、一年中ボート釣りをして暮らしたい。中でも島である出島は島故に釣師が来ていない。魚影が濃い。ハタも釣れる。人も少ない。
そして今年、出島大橋が完成した。クルマで女川町の中心部に行ける様になった。もう何も迷うことは無い。移住したい。
そう思っていた時に出島の特集をテレビで見た。愕然とした。住んでいる人の大半は80代の女性だらけ。単身者だらけだった。
男性は一人いた。趣味で網漁をしている80代の方だ。そんなところに私が暮らせるだろうか。
私は人と会話しなくても平気だ。っと言うより、人と会話したくないから出島で暮らしたいのだ。
しかし、復興住宅は同じ個所にある。ご近所づきあいしなければならない。それが不安なのだ。
80代女性との話題なんかない。それよりも色々頼まれるのが目に見えている。そんなんで苦労したくない。
更に釣りで女川に通っている床屋のマスターに聞いたてのだが、女川町は物価が高いらしい。スーパーは一店舗しかない。競合しないから独占価格なのだとか。
そうだよ。津波被害地は多少の甘えがあるのか、どこでも割高な値段を取る。お土産屋並みに高い。
どうしたら良いか。平屋の復興住宅は中々の大きさの庭が付いている。そこで野菜を育てられる。魚は釣れば良い。そんなに買い物をする必要はないか。
うーん、私は犬を飼いたい。復興住宅では犬を飼うのは可能だが、散歩は犬に一人で行ってもらうつもり。でも、家が集合している地帯では難しいか。
うーん、参ったな。そう世の中、上手くは行かないものだな。
まぁー、上手く行かなかったから、今の私がある。そりゃそうだわな。
まっ、それよりも決断の方が難しいわな。
ではでは。