吉牟田の集落をウロウロしていると、真昼間なのにファミリーらしき鹿に出くわした。
畑というのは、鹿にとってはサラダバーみたいなものなのです。
畑に食べられるものがないかと探して食べているようでした。
(やつらは、増えて困っている外来植物ののタンポポみたいな草とかカヤは食べない)
鹿まで20mくらいのところで鹿たちが気づいてこちらをじ~っと見つめます。
「人間だぞ」
「人間だね」
「どうする?」
「ん~、鉄砲は持ってないし、犬連れじゃないみたいだな」
という感じで、しばらく鹿一族が見ています。
思い切って、数歩詰めると逃げ出してしまいましたが、数メートル上の土手の茂みから様子をうかがっています。
「いいかい・・・。人間ってのは鉄砲やら犬やらがいないときは弱いものなのさ・・・。」と言ってそう・・。
「たとえ、鉄砲を持っていても家のそばとか、道路の上ではいきなり撃ってはこないもんさ。
道路とか人のいる家の近くにいれば安全さ」
なんてことを、鹿が教育しているかもしれません。
なぜなんだろう・・・人間の方がビビってしまう・・・。
人間が柵の中で暮らしているようなそんな気がします・・・。