吉牟田日日

宮崎県西部の山間部「吉牟田」の日々を綴ります。

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東霧島神社

2019-01-12 | 宮崎県

東霧島神社へ行ってきました。

神社にも行こうと思ったわけで、
吉牟田のお大師さんに初詣では足らないというわけではない・・・


東とかいて「つま」と読む東霧島神社。
昨年はアニメ「サザエさん」のオープニングに登場していました。

  

入り口には赤鬼が鎮座しています。
この赤鬼にはちょっとした小話があります。

この地域の豪族で鬼のような奴が、悪の限りをつくしていました。
その鬼は、ある女性に惚れてしまい自分のものにしようとします。
困り果てた娘の家族は東霧島神社の神様にすがります。
そこで神様は鬼たちに・・・
 「神殿に通ずる階段を一夜にして千個積み上げよ!千個積み上げたならお前たちの願いを叶え、
  出来ぬならこの地を立ち去れ!」と、言いました。
鬼たちは怪力をもって石段をどんどん積み上げます。
このままではヤバいと思った神様は、少しばかり夜明けを早めるという手段に出ます。
999個の石を積み上げた鬼たちは、退散してしまいました・・・。という伝説です。

神様も、神様のわりに見積もりが甘いというか・・・
鬼の怪力くらい想定してほしいような・・・。結果、鬼はいなくなったからいいんだけど・・・。

 

 


いざ!鬼作成の石段を登ります
鳥居の前の賽銭箱にお金を入れてスタートです!!

鬼なりに石が落ちないように工夫は凝らしているものの、鬼サイズですから
段差は大きかったり小さかったりの不規則な石段。
この石段は「振り返らず」の石段なので、後ろを振り返ることはできません。
こんだけ急な石段だから、途中どのくらい上ったか、達成度とか高低差を確認したいけれど、
我慢、我慢


 

上がり切ったら本殿がおでまし・・・。
本殿前の太鼓を鳴らせば「家内安全」だそうで、さっそく少しばかり賽銭をして3度打ち鳴らす。

山々に太鼓が響く。思ったより大きな音で

本殿にゆき、また賽銭箱があるので賽銭を入れる。
石段を上がる前に賽銭をしたのは何だったのか・・・。通行料だったのか?(ま、いいけど・・・)

ろうそくと線香で100円とある。
事前に知っていたら家から持参したが致し方あるまい・・・。


帰りは石段とは別の坂道を下っていくが、要所要所に賽銭ポイントがある。
しなきゃしないでよいのだが、試しに投げ入れたくなる造りなのだ!!

 

「神石」という神話にも出てくる石のようです。
ここも、お賽銭ポイント。

気が付けば小銭を使い切ってしまい、最後のおみくじを引くのに家族にお金を借りてしまった。やれやれ・・・





 


あけましておめでとうございます

2019-01-01 | 宮崎県

今年もよろしくお願い申し上げます
不定期ブログにお付き合い下れば幸いです

昨年の夏に大河平小中学校の全体の同窓会がありました。
数年おきに、小学校で開催されるイベントです。

年末に立派な小冊子が送られてきました。
なかなか手の込んだ作りで、恩師の寄稿やら宴会を楽しむ各世代の同窓生の写真が
掲載されています。

   

今はもうなくなってしまった、吉牟田分校や大平分校、鉄山分校のことについても記述がありました。


それによると、大正時代辺りから栄えてきた吉牟田の集落。
林業関係者でにぎわい長屋が軒を並べていたとか・・・
一時は散髪屋さんや小間物屋さんもあるそこそこの集落だったようです。
物心ついたころから、何キロも何キロも歩いて町に行っていた我々には信じがたい記述。
おそらく、父や爺さんの時代の話でしょうけど・・・。

「そんな時代もあったね」と言う者も今となってはいないでしょうけれど、
今年も元気に楽しく、吉牟田に縁の人たちが元気であればよいと思います。

 

そうそう、大正・昭和の頃の修学旅行の新聞記事もありました。
小林まで徒歩での修学旅行・・・。
今なら車ですぐなのに・・・。
今なら、面倒になってサボるのに・・・。
昔は吉牟田から麓に徒歩であっても出かるのもウキウキしていたんだなぁ・・・。
若いっていいことじゃ・・・と思ったりして。